『褒める』ではなく『誉める』!?
皆さん、こんにちは!
国語専門オンライン学習塾 啓理学舎 代表の篠田です。
さて、今日は、
「お母さん、お父さんを大切にしていますか?」
「お父さん、お母さんを大切にしていますか?」
についてお話をさせていただきます。
今日のテーマを見て、頭を傾げられた方も多いのではないでしょうか。
お子さんの受験のことであれば、
「お子さんにどのように接すればいいのか」
「お子さんにどのような勉強をさせればいいのか」
等をお話しするのが普通です。
それが、
「お母さん、お父さんを大切にしていますか?」
「お父さん、お母さんを大切にしていますか?」
ですから驚かれるのも当然です。
しかし、いくらお子さんへ勉強の良いアプローチしても、うまくいかない場合があります。
その対策としては、「誉め育て」です。
誉め育て
別のコラム(下のリンク参照)にも書きましたが、お子さんを成長させるためには「誉め育て」に限ります。
『「学力等が伸びるお子様」にするには・・・誉め育て』
お子さんの長所を伸ばすことにより、いきいきしてきて、お子さんが短所が目立たなくなってきます。
(正確にいうと、お母さんからみるとお子さんの短所が気にならなくなってくるということです。)
これでOKです。
しかし、これを忠実に実行していても、うまくいかない場合があります。
それは、夫婦関係がうまくいっていない場合です。
つまり、お子さんが受験を突破するためには、夫婦関係が重要になってくるということです。
夫婦関係がうまくいっていないと学力が上がらない理由
では、なぜ夫婦関係がうまくいっていないとお子さんの学力がつかないのでしょうか?
下の図を見てください(下の図はイメージだと思ってください)。
夫婦関係がうまくいっていないと、横の棒が細くなり、上下に揺れます。
横の棒が揺れると、その棒にぶら下がっているお子様はさらに揺れます。
そうなると、お子さんは精神的に不安定になり、勉強どころではなくなります。
また、夫婦関係がうまくいっていないとどうしてもお子さんの関心がお父さん、お母さんに向いてしまい、お子さんが安心して、落ち着いて勉強ができなくなります。
つまり、夫婦関係が悪いとお子様の学習効率が落ちてしまうのです。
夫婦関係を良くするためには・・・
ではどうしたら夫婦関係が良くなるのでしょうか?
もちろん、夫婦ケンカは御法度です!
ニコニコ笑顔
まずは、ご家庭では、いつもニコニコ笑顔を徹底してやってください。
これをすることにより、夫婦関係どころか、親子関係、その他の人間関係も良くなること間違いなしです。
ただし、これがかなりハードルが高いのも事実です。
ねぎらいの言葉をかける
次に、お母さんは、お父さんが仕事から帰られた時などに、ねぎらいの言葉をかけてください。
また、お父さんはお母さんに、いつも家事をしてくれた後などに、ねぎらいの言葉をかけてください。
お父さんは仕事帰りなどに、お母さんの好きなスイーツやお花などを買っていくのもいいのではないでしょうか。
誰しもねぎらいの言葉をかけられて悪い気持ちになる人はいません。
ねぎららいの言葉をかけられたお父さん、お母さんは、仕事や家事の疲れも吹っ飛び、機嫌が良くなること間違いなしです!
お子さんに、お父さんやお母さんの尊敬できることを伝える
そして、お子さんには、
「お母さんはお父さんの尊敬できるところを」
「お父さんはお母さんの尊敬できるところを」
伝えてあげてください。
例えば、
「食事ができるのは、お父さんが一生懸命、働いてくれているからだよ。」
「お母さんの料理は、世界一だね!」
「会社の人から、お父さんは、尊敬されているんだよ。」
「お母さんはいつもきれいだね!」
「お父さんは、決めたことは必ずやり切るんだよ。」
「お母さんは、いつも一生懸命だね!」
等です。
家族内に自慢できる人がいることは、お子さんにとても力になります。
そして、勉強の効率が上がり、きっと学力も伸びるでしょう!
お父さん、お母さんに感謝する!
お父さんはお母さんに、お母さんはお父さんに、感謝の言葉を伝えてください。
口頭で伝えるのが照れくさい場合は、お手紙でも構いません。
最初は照れくささいと思いますが、慣れてくるとホンポンと出てきます。
例えば、
「毎日、仕事をしてくれて、ありがとう。」
「家事をしてくれて、ありがとう。」
「子どもを可愛がってくれて、ありがとう。」
等です。
感謝されて嫌がる人はいません!
しっかりと夫婦関係を見直し、お子さんを伸ばしましょう!
参考にしてください!