住宅ローンは「借りられる額」ではなく「返せる額」で決める

「気に入った物件が見つかったのですが、結局いくら用意すればいいんでしょうか」
マイホームを検討されている方から、とてもよくいただくご質問です。物件価格は広告に大きく書いてありますが、実際に支払うのはその金額だけではありません。ここを知らないまま話を進めてしまうと、あとで慌てることになりかねないのです。
私は横浜市旭区で不動産の仲介と、住宅ローンや資産設計まで含めた住まいとお金のご相談をお受けしています。今日は「物件価格以外にどんな費用がかかるのか?」という、購入前にいちばん押さえておきたいテーマを、Q&A形式でお伝えしていきます。読み終わるころには、資金計画の全体像がぐっとつかみやすくなるはずです。
Q. 物件価格以外に、どんな費用がかかりますか?
A. まず「諸費用」と呼ばれる費用がかかります。具体的には、建物表示登記費用、所有権の移転登記費用、銀行の融資手数料、火災保険料、固定資産税の精算金、そして仲介手数料などです。これらは物件そのものの代金とは別に、購入の手続きの中で必要になるお金です。
ちなみに諸費用とは、物件価格とは別に、登記・融資・保険・税金の精算・仲介などの手続きに伴って発生する費用の総称のことです。金額は物件や条件によって変わりますが、あらかじめ「これだけ別にかかる」と知っておくことが大切です。
たとえば登記費用は、建物や所有権を法的にご自身のものとして記録するために必要な手続きの費用です。融資手数料は住宅ローンを組む際に金融機関へ支払うもの、火災保険料は万一に備えるための費用です。固定資産税の精算金は、その年の税金を売主と買主で日割り精算するもの。仲介手数料は物件をご紹介した不動産会社へお支払いいただくものです。
どれも「物件を買う」という行為に必ず付いてくる費用だとお考えください。
Q. 諸費用のほかにも、準備しておくべき費用はありますか?
A. はい。お引っ越しやお住まいの立ち上げにかかる費用も、あらかじめ予算に入れておくことをおすすめします。たとえば引っ越し費用、TVアンテナの設置費用、カーテンレールの費用、エアコンの費用などです。
さらに、フロアコーティングや防犯フィルムといった、快適さや安心のために取り入れる方が増えている費用もあります。これらは必須ではありませんが、「入居してから必要だと気づいた」というケースが少なくありません。だからこそ、検討段階から予算取りをしておくと安心です。
こうした費用は一つひとつは大きくなくても、積み重なるとまとまった金額になります。最初に全体像を把握しておくことが、無理のない資金計画につながります。
私がご相談でこの部分を丁寧にお伝えするのは、入居後の生活を思い描いていただきたいからです。新しい住まいに入ってから「ここにもお金がかかるのか」と気づく場面はどうしても出てきます。そのとき慌てずに済むよう、検討の早い段階で「かかりうる費用」をひととおり並べてご案内するようにしています。
何を優先して、何を後回しにできるのか。ご家族の状況に合わせて一緒に整理していきます。
Q. どうしてこれらの費用を把握しておく必要があるのですか?
A. 契約前に、購入後にかかる費用まで明確に押さえておくことで、後々「思ってもいなかった出費」が発生するリスクを抑えられるからです。私が資金計画のご相談で最も重視しているのは、まさにこの点です。
住まいは人生に大きく関わる買い物です。だからこそ、私はヒアリングを通じてお客さまの家計の状況を整理し、諸費用や入居費用まで含めた無理のない資金計画を一緒に組み立てるようにしています。全体像が見えれば、安心して次の一歩に進んでいただけます。
私はこれまで、住宅ローンのご相談だけでなく資産設計のお手伝いも数多く重ねてきました。物件のご案内だけでなく、購入後の家計まで見据えてお話しできることが、私の仕事の一番の強みだと考えています。
近年は物価高などの影響で、住まいの取得に不安を抱えていらっしゃる方が増えていると感じます。だからこそ、家計の状況を整理し、無理のない計画を立てることが、結果的に支出の見直しにもつながります。私自身、行政での相談対応に関わってきた経験からも、「もう少し早く情報が届いていれば」と感じる場面が少なくありませんでした。費用の話は、早ければ早いほど選択の幅が広がるのです。
Q.早めに相談したほうがよいのは、どんな人ですか?
A. 物件価格以外にかかる費用を、まだよく理解されていない方は早めに専門家に相談することをおすすめします。費用の全体像が見えないまま契約に進んでしまうと、あとから資金計画が苦しくなることがあります。
「何にいくらかかるのかを、契約の前にきちんと知っておきたい」。そう思われた今が、ご相談のよいタイミングです。早い段階でお話しいただければ、それだけ余裕をもって準備を進められます。
私は、数多くの物件をご案内して迷わせるのではなく、丁寧なヒアリングを通じて本当に必要な情報に絞ってお伝えすることを大切にしています。費用のことも同じで、不安な点は一つずつ解消してから前に進んでいただきたいと考えています。どうぞ気負わずに、疑問をそのままぶつけてください。
まとめ
不動産購入は、物件価格だけでなく諸費用や入居費用まで含めた「本当にかかる総額」を早めに把握することが、後悔しない住まい選びの第一歩だと私は考えています。
・物件価格以外にかかる費用がよくわからない方
・無理のない資金計画を立てて購入を進めたい方
・住宅ローンや保険も含めて総合的に相談したい方
ワンフィニタス株式会社へのお問い合わせは、こちらのページからどうぞhttps://onefinitas-estate.jp


