内面から変わるカウンセリングで、性格を変え、人生を変える（3/3）

「性格が変わる」というのは、本来の自分に戻るということ

　悩みや苦しみの原因を根本から扱っていくと、人は内面から変わることができるようになり、思考や行動も自然に変化していきます。「新たな自分に変化するというよりは、もともとの素晴らしい本来の自分に戻っていくということです」と前田さん。

「人は、嫌な感情を抑え込みがちです。例えば、仕事に行くのが嫌だと感じていることを認めてしまったら、自分はもう仕事に行かなくなってしまうのではないかと恐れ、気持ちを抑えてしまう。しかし、嫌な感情はそのまま感じた方が気持ちは楽になることを知ってほしい。抑え込んできた未処理の感情を消化すると、嫌な感情に引きずられていたかつての自分ではなくなるので、心身が身軽になって、ラクな気持ちで仕事に行けるようになり、物事も進めていけるようになります」

　カウンセリングを終えた人は、あまりに自然に変わってしまうので、自分では変化を認識していないことも多いそうです。「あんなに辛かったことがなくなっている！と、後になって気づいたり、他人に指摘されて、はじめて自分の変化に気づいたり。これまで取り入れたものを緩めていくと、本来の自分に戻っていくので、その状態が当たり前で一番ラクな状態になるわけです」

「カウンセリングに対して、心の弱い人が受けるものだというネガティブなイメージを持つ人もいますが、それは違います」と前田さん。「自分の嫌な気持ちや見たくない内面に向き合うことができるのは、勇気がある人です。『自分はこうなりたい』というゴールを決めてカウンセリングで性格を変え、幸せで豊かな人生を手に入れましょう」

（取材年月：2019年1月）

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