内面から変わるカウンセリングで、性格を変え、人生を変える（2/3）

過去に取り入れた思い込み(決断)を手放し、理想の自分を生きるようになっていく

　カウンセリングでは、過去に取り入れた思い込みを再体験しながら、その時感じた「自然な感情」を感じて消化していきます。「人は自分では感情を感じられているつもりでも、違う感情と取り違えて感じていることがあります。また、感情を感じなくしてしまった人は、体がゾクゾクする、落ち着かないなど、身体感覚から感じていくことで、『もしかして怖いのかも』と、本来の感情に気がついていきます。中には、『こんな風に考えています』と思考を口にする人もいますが、その思考に寄り添っていくうちに、次第に感情を感じられるようになり、悲しくなって涙が出るなど、心の変化が現れます」

「親が不機嫌にしていたら、『怒られないように、いい子にしておこう』とか、『忙しいから、話しかけないで』と言われたら、『むやみに人に近づくのは危険だ』と取り入れるなど、私たちは子どもの頃から、そういった無数の思い込みを積み重ねながら生きています。そんな思い込みの集合体が、今の自分の性格を形成しています」と前田さん。「小さい頃に、『いい子』を取り入れた人が大人になると、周囲の人に気を遣い過ぎて疲れてしまうことがありますし、『人に近づくと危険』を取り入れた人は、仲良くしたい人がいても、拒絶されるのが怖くて近づけないことがあります。しかし大人になった今、持っていると苦痛だったり、いらなくなった思い込みは、手放しても大丈夫。むしろ手放すことで、なりたい自分になって、理想の人生を送ることができるようになるのです」　

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【次ページ】「性格が変わる」というのは、本来の自分に戻るということ

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