内面から変わるカウンセリングで、性格を変え、人生を変える（1/3）

抑え込んできた感情を消化すると、性格が変わっていく　

「しょせん性格は変わらない。そう思い込んでいませんか？」と問いかけるのは、株式会社メンタルサポート研究所グループハートピースフル綱島の心理カウンセラー、前田めぐみさん。「性格を変えるには、まずは行動を変えたり、考え方を変えようとするところから取り掛かる人は多いのですが、思ったようにできなくて、結局は長く続かないことがほとんどです。それは、心の奥底にある感情に引っ張られているからなのです」

「私たちは、幼い頃から感情を抑える練習をたくさんしてきています。例えば親に『いつまで泣いているの！』と言われたら、それは泣いたり怒ったりすることが許可されていないという暗黙のメッセージだと捉え、泣くのをこらえようとします。ましてやいつまでも泣いていると、「そんな子はもう知りません！」と怒られ、見捨てられそうになる不安から、無意識のうちに感情を我慢することを覚えていきます。そのような経験を積み重ねて大人になると、『泣くのは社会人として失格』と言った具合に感情を抑えてしまう結果に。そしていつの間にか、本当の感情が分からなくなったり、感じることができなくなっていきます」

　前田さんは、「感情処理法」、「交流分析」、「人格適応論」、「愛着のカウンセリング」などの理論を統合したカウンセリング手法で、相手の心に丁寧にアプローチしていきます。「内面から性格を変えるには、これまで抑えてきた感情を感じることが必要不可欠です。そのため、感情に焦点を当てたカウンセリングを行っています」

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