ゴルフプレーでもルーティン化は大事
このコラムでは、メンタル力を強化するために、ゴルフプレーにおける様々な状況で、ココロがどうなっているのかを検証し、どうすれば良いかを考えていきます。
前回は、コースで突然当たらなくなったとき、どう考えればよいかを、前々回は、コースであれこれ考え過ぎてしまうケースを考えてみました。
今回は、思いがけずナイスショットが続いた場合を考えてみましょう。
ナイスショット連発に潜む「落とし穴」
ティショットもセカンドもナイスショットが続き、アプローチすればピンに絡み、パッティングはビシビシ決まる。
このように、ナイスプレーが続くとココロも自ずとフロー化し、メンタル的にも良いようですが、ちょっと待ってください。
良い状態には、必ず落とし穴があるので要注意です。
勿論、ナイスショットが続くこと自体は、けして悪いことではありません。
当然ですよね。
しかし危険なのは、その好調が引き金となり、次の様な思考が芽生えることです。
A 「こんなにナイスショットが続くわけがない。そろそろミスがでるんじゃ・・」
B 「あれれ?何でこんなに当たるの?なぜだろう??」
C 「よし!今日は絶好調だ。もっと飛ばそう!もっと寄せよう!」
Aのように、そろそろミスが出るかも知れないという「不安」や「恐怖」は、ココロにノンフローを引き起こします。
そして、そのように考えると、まず間違いなく考えた通りにミスが出ます。
Bのように疑心暗鬼になるのも同様、パフォーマンスが低下し、崩れてしまうでしょう。
Cは、良い結果を期待するケースです。
結果という「未来」を考えるとココロはノンフロー化し、物事のパフォーマンスが低下することは、以前このコラムでもお伝えしました。
それが実力以上のものであれば、尚のことです。
ナイスショットの連発はけして偶然ではない
このようにナイスショットが続くことが原因で平常心が保てず、崩れてしまうケースはよくあることです。
大事なポイントは、先のショットがナイスショットであろうがミスショットであろうが、今から打つショットに集中し、全力を傾けることです。
そしてもう一つ大切なことは、ナイスショットが続くのはけして偶然ではなく、そのようなショットが打てる能力は、すでに備わっているということです。
ナイスショットが続くことで、不安にかられたり疑心暗鬼になったりするのは、自分の能力を信じていないからです。
今までナイスショットは打てなくはないが、それが中々続かなかったのは、本来持っている能力を邪魔する「阻害要素」が働いていただけです。
今ナイスショットが続いているのは、その阻害要素が何かの拍子で解消され、それが故に本来の実力が発揮されているのだと考えましょう。
例えミスが続いても実力が落ちたわけではありません。
何かをきっかけに、ココロがノンフローに陥り、実力が発揮できていないだけなのです。
一方、ナイスショットが連発できるのは、けして偶然もラッキーでもありません。
今は本来の実力が発揮できている状態だと考え、余計な不安や恐怖心を払拭し、自信を持ってプレーを楽しんで頂けたらと思います。
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