ゴルフでプレッシャーを感じたとき
ゴルフの上達は、技術だけを追求しても、ままなりません。
ゴルフの上達には、動きやすいカラダ、スムーズに動かせる「カラダ」が必要です。
また、己の能力を、どんな状況でも十二分に発揮させる「ココロ」が必要です。
つまり、ゴルフの上達には、心技体を「三位一体」で向上させる必要があります。
このコラムでは、ココロ、つまりメンタル力を向上させるためのポイントをお伝えします。
さて、「メンタル」とは何でしょうか?
メンタルは「思考」と「感情」に分けられます。
この思考と感情は、「脳」の働きです。
思考が脳の働きであることは、誰もが理解できるでしょう。
しかし、感情は胸にあると思われがちです。
これは、緊張すると、心臓がドキドキするからだと思います。
しかしこれは、緊張することによって、交感神経の働きが盛んになり、心臓の鼓動が早くなることで起こる生理現象です。
メンタルは、思考も感情も、間違いなく「脳」の働きによるものです。
ですから、メンタル力を高めるためには、脳のことを少し知っておく必要があります。
●二つの脳とは?
人間には、二つの脳があります。
二つとは、右脳と左脳とか、大脳と小脳といった、脳の構造による分け方ではありません。
ここでお話ししたい二つの脳とは、その働きにの違いによる二つです。
まず、第一の脳の働きです。
第一の脳は、外界の状況や出来事を判断し、行動を明確にする働きをします。
この第一の脳を、「認知脳」と呼びます。
例えば、「雨が降っている」と認知すれば、外出の際、傘を持って行くという行動を取ります。
自分が今、美術館に居ると認知すれば、「静かにする」という行動を取ります。
認知脳は、人間が社会生活を営む上で必要な能力であり、動物の中で人間が一番発達しています。
この認知脳が、十分発達していない幼児は、美術館だろうが図書館だろうが、お構いなしに騒いでしまうわけです。
●己の能力を高めるフロー
一方、第二の脳は、自分のココロに向けた働きかけをします。
この脳を「ライフスキル脳」といいます。
ライフスキル脳は、自分のココロを「フロー化」します。
「フロー」とは、自身の能力を最大限に発揮できるココロの状態です。
一方、自身の能力を低下させるココロの状態が「ノンフロー」です。
ライフスキル脳は、文字通り、ライフ(=生きる)ためのスキル(=能力)なのですが、人類は認知脳が発達したばかりに、このライフスキル脳を低下させてしまいました。
ですから、人はことあるごとに、イライラしたり、カリカリしたり、過去の失敗を考えて悔やんだり、未来のことを考えて不安にかられたり、ココロをノンフローにしてしまうのです。
ゴルフに限らず、あらゆる物事において、己の能力を最大限に発揮するには、ライフスキル脳を磨き、ココロをフロー化する必要があります。
なぜなら、私たちの身の回りには、ココロをノンフローにする要素が沢山あるからです。
フローとは、「ごきげん」なココロの状態です。自分のココロをごきげんな状態にすることは、豊かな生活を送る上で、とても大切なことだと思うのです。
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