ゴルフのモチベーションを維持する5つの工夫③ 自分らしさを発揮する
宝塚音楽学校には「ブスの25ヶ条」というものがあります。宝塚といえば歌劇スターを養成する学校ですから、美人でスタイルのよい女子生徒ばかりです。
その宝塚音楽学校では、「笑顔がない」「お礼を言わない」「自信がない」「愚痴をこぼす」「希望や信念がない」‥など25個の項目が壁に貼られており、これを「ブスの25ヶ条」と言うのだそうです。
ここで25ヶ条の全てを紹介するのは割愛しますが、美人は「心」や「考え方」で決まる、ということなのでしょうね。
ただ、この文章には欠点があります。それは、殆どが否定文になっていることです。否定語は、心理学の観点から好ましくありません。「~してはいけない」は、人の行動を抑制し、モチベーションを低下させてしまうからです。
これらを、肯定語に変換するとどうなるでしょうか?
「笑顔がない→いつも笑顔で」
「お礼を言わない→お礼を言おう」
「自信がない→自信を持とう」
「愚痴をこぼす→前向きな発言をする」
「希望や信念がない→希望や信念を持とう」
いかがでしょうか?まったく印象が変わると思います。それだけ、言葉が与える印象は大きいといえるでしょう。
因みに「印象」とは、心の中に無意識に感じさせる「先入観」です。その先入観に大きく影響を与えるものが「言葉」です。なぜなら、言葉から得られる情報量は、とても多いからです。
ですから、日常的に肯定語を使い、心をポジティブにしておくことが、モチベーションの維持向上に不可欠なのです。
これは、ゴルフの上達を図る上でも同じです。例えば、「頭を動かしてはいけない」のように、「○○してはいけない」は否定語です。
「頭を動かしてはいけない」と考えてしまうと、首から背中の筋肉が硬直し、とてもスムーズなスイングができる状態ではなくなります。これでは、わざわざ自分をヘタにしているようなものです。
このような場合は、「体幹に意識を集中させよう」、あるいは「軸とコアの存在を感じとろう」と考えましょう。そして、パワーバランスを振るなどして、コアが安定しスムーズな円運動をしている状態を、体感学習していくのです。
言葉の意味としては同じことかも知れませんが、言葉の選び方でまったく印象が変わってしまいます。印象が変われば思考が変わり、モチベーションにも影響を与えてしまいます。
常に肯定語を使うように心掛け、モチベーションを維持向上させましょう。
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