人間関係のカウンセリング その4 夫(妻)がわかってくれない!

明石郁生

明石郁生

テーマ:自分自身になろうとする力



私たちは誰しも、原家族で満たされなかったもの

を満たそうとします。

例えば、父に関心を持ってもらえなかった妻は、夫に父像を見てしまうことがあります。
原家族で満たされなかった感情を配偶者にもとめてしまうことは自然な流れといえます。

けれど、それに気づきをむけないでいる

と境界線を失い、相手を見ずに、自分のニーズに執着することがあるでしょう。

関心をむけられないと感じた時に、妻はまるで見捨てられたかのような感情を体験するかもしれません。かたや、夫は、単に妻の意見を尊重し見守っているだけなのだとしても。

妻は、苦しみを適切な言葉にして伝えられないかもしれません。

かつて、父に言えなかったように。


「私は、なんだかとても寂しい」
「もうすこし、いっしょに考えてくれると嬉しい」と。

このように自身の感情を見つけられないと、


「あなたが遅く帰ってくるから、私は腹が立つ」
「あなたがわかってくれないので、やっていけない!」

と夫を責めてしまうかも知れません。

配偶者を変えるのではなく、

自身の感情を所有するプロセスにKeyがあります。


夫婦関係のカウンセリングでは、自身の感情を適切に言葉にする、エクササイズを行うこともあります。
https://ikuoakashi.jp/human-relations/

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明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉え、個人や家族、組織のカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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