経営者カウンセリング7 争いやトラブルを自分から求めてしまう。

明石郁生

明石郁生

テーマ:経営者カウンセリング



取引先から、助けてくれ、困っているという連絡がある。

自分の忙しさを棚に上げて、企画や対策を考えて打ち合わせ,会議

に参加する。

そして,それは仕事案件にはならない。仕事にならなければ請求書を出せないしそうすると,売り上げにも収入にはならない。彼は、何年もこのような仕事

ややこしい場に自分から出向いてしまうこと

をしていた。

「社長はさすがだぁ,いいひとだなぁ。」と言われて何回かに及んだ会議は終了する。彼はエネルギーを使い果たしへとへとになるが報酬を得ることができない。
そして,「こんかいの仕事はしょうがないんだ。いろいろ先方の都合もあったし・・・。」と自分を合理化してしまう。
(仕事にならないとわかっていた会議に時間を費やしてしまった自分の行動や感情を自分で納得させる理屈を頭でつけてしまうこと。)

「自分は誰かを助けなけれいけない」

という子ども時代に設定したデフォルトにとらわれていて、それに気づく事ができない。悪循環がつづく。

誰かが困っている事やトラブルを自分から求めて行くのは,困難な状況,心理的な争いに身をおくことで,<困難を解決している自分>を感じ取り,そういう自分だけを認めて気に入っていたのかもしれない。

経営者カウンセリングでは、そういう状況の中の自分しか認めることができなくなった,経緯を,対話を通して、その体験を書き換えていくよう支援して行きます。成功や幸せを感じ取れない今の自分を知る事は
経営者の回復と再生のスタートになるでしょう。

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明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉え、個人や家族、組織のカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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