不登校、引きこもり、症状、子どもたちのメタファーを読み取る
すこし秋のヒントが感じられる朝でした。
昨日の夕方ビーチで暮れゆく西に蒼くたたずむ富士山の影と江ノ島の右、東からのぼってくるオレンジ色で巨大なスーパームーンを同時に見ました。
いずれにせよ時は経つ。「いま、ここ」を味わってみるという試みにもどろう。日常とはその連続だろう。
ゲシュタルトセラピーのコンセプトのひとつをご紹介します。
自己実現とは、
生まれつき備わっている潜在的可能性に端を発していて、内面にあって、自然な自発性によって流れるのでしょう。
自己イメージの実現とは、
自分はなれるはずのものになりたいという欲望の戦い。意図的な計画、自我やコンプレックス(執着、固着)、中間層(思考)の暴走を引き起こすことがあります。
前者は、ありのままの自分、後者はでっちあげられた達成との間の戦い 。
<参考文献> F・パールズ 記憶のゴミ箱 新曜社
ご両親の過剰な期待が、お子さんらに歪んだ自己イメージの実現を迫っているケースが少なくありません。子どもたちは両親の期待に応えようと邁進しますが、ときに、混乱し、疲弊してしまうことがあります。ご両親が叶えられなかった願望や希望は子どもらにとってはフィットするものではなく重荷になることがあります。
子どもたちは、「僕は僕だ!」「私は私よ!」と叫びはじめます。
ワークでは、不登校や引きこもりなどはそうした力が発揮されているのだが、ご両親が受け入れないときの表現型のひとつかもしれないと捉えてみます。