共依存のカウンセリングその3 自分の中の他人と親友になる

明石郁生

明石郁生

テーマ:自分自身になろうとする力



 台風の波で流れ着いた大量の流木、がれきがビーチに山積みです。管理をしている人々にしてみれば撤去作業はたいへんな仕事に成るのだろうな〜とおもいつつも、こいった景色はきらいではありません。何か一仕事が経過したような、自然な流れがあらわになったような感じがして清々しく思います。
 海から上がって太陽に照らされ、乾いた夕方に火を点けたくなります。波打ち際にあがる炎はさぞかし美しいことでしょう!(笑)(*実際に火を付けてはいけません!あくまでイメージです。)

さて、共依存の変化がすすむと、変化に恐れをなして、内面の自分から声が聞こえるかもしれません。「休むなんてとんでもない!もっと頑張らなきゃ!助けなくてはいけない!」
「自分らしくなんてとんでもない!いい子にならなくては!」などど、あなたを共依存関係にとどめようとする、古い自分の声です。
彼らをだまらせようとしてはいけません。そうすれば、ますます、声を荒げてくるでしょう。

これまで生き延びるためにがんばってきた彼ら彼女らは、見捨てられると感づいて必死に声を挙げてくるのです。好きなお茶でも淹れて、彼ら彼女らの言い分を聴いてあげましょう。うーん、そうかーと。そう思うのも無理もないなと。

そして、率直に話をしてみましょう。「これまで、ほんとにありがとう君のおかげでここまでこれたんだ、ほんとうにおつかれさまです、」と。
こうした「率直」さは、弁証法的な対人関係スキルの練習が必要となります。
まず、自分の中の他人と親友になるのです。

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明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、家族、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉えてカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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