共依存のカウンセリングその2 回復もまた人間関係で得る

明石郁生

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テーマ:自分自身になろうとする力




子ども時代に設定された基底共依存パターンは、おとなになっても作動してしまうときに人間関係の支障や関係性依存、恋愛依存、回避依存(引きこもり)、アルコール依存、インターネット、スマホ依存などの「表現型」として表れるのでしょう。

ワークやカウンセリングではこれらの「表現型」を手がかりにして、自分や他者との人間関係のやり直しに取り組みます。

手がかりという点がポイントです。現状に適応するために共依存を解消する、止めるというアプローチはときに御本人を責めるもの、罪悪感を抱かせるものになります。
「頭ではわかっているのにやめられない」状態です。

統合的なカウンセリング、ワークでは、「表現型」の言い分をじっくり聴くことからはじめます。
ほんとうはなんていいたいの?
言えるものなら誰にいいたいの?

まずはじめにカウンセラーとの関係性に起こることは、幼少期児童期に毀損を受けた自己愛のやり直しです。カウンセラーを練習台にして人間関係のやり直しを練習してみます。
それから、集団心理療法では集団の中での人間関係のやり直しに取り組みます。

宿命や運命や、毒親や親ガチャと言う言葉で諦めるひつようはないのです。その気になれば回復や成長、変化もまた人間関係からはじまるのです。

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明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、家族、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉えてカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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