経営者カウンセリングレポート6 仕事への同一化
オリンピック開催時期の通勤ラッシュ対策、新型コロナウイルス集団感染予防のために
テレワークという形態が施行、模索されています。
カウンセリングの形態にもオンラインの活用がすすんでいます。
特に、働くひとと同じように、あるいはそれ以上に多忙な経営者のカウンセリングのニーズは多岐にわたっています。
弊社オフィスの事例では、経営者がオンラインカウンセリングでとりあつかうテーマの特徴は、
1,具体的な経営の解決策やアイディアではなく、現状の困難を守秘義務のあるカウンセラーに話しながら自分の思考を整理したい。
2,先行きが不透明な状況、将来への漠然とした不安を話すことで整理したい。
3,夫婦関係、家族関係のことについて、専門家に話を聞いてほしい。
4,現在の新型コロナウイルスの世界的な感染状況などから、自分自身あるいは経営者としての変化を迫られていると感じている。カウンセラーと対話をすることで、自分の考えを整理し、気づきを得たい。
5,今後の対策や業務について、従業員や家族に話す前に、話しながら整理したい。
の5項目です。
経営者は、短期的な解決をカウンセリングにもとめているのではなく、安全に配慮された「対話」を通じて、自分の力や流れに気づくことを心から欲していると言えます。
しかしながら、いざ、「カウンセリング」となると、情報がありすぎて、どこを訪ねたらよいか決めかねてしまうし、「うつ症状」などにこまっているわけではないので、
どのようにカウンセラーを選べばよいのか「ガイドライン」がなかったと話す経営者さんもおります。また、多忙なため日時の予約がとりにくい、往復の移動が負担になるという訴えもありました。
弊社オフィスからの、経営者カウンセリングへの提案は、
★カウンセラーを選ぶ際、
・カウンセラーの教育、トレーニングの背景、例えば、社会人の経験、また、臨床的には個人セッションのみならず、グループワークの実践をしていること。(グループワークの本質は、家族や現実世界との関係性、対峙をあつかうものと言えるからです)
・開業カウンセラー。開業者は経営者でもある。
・解決指向のみならず、「不確実性への耐性」について共に「対話」できるポリシー、姿勢があるか。
などを、プロフィールで確認することを提案しています。
★オンラインカウンセリング(スカイプ、ズーム)
・オフィス内に経営者さんのお部屋がある場合、平日の朝一番
・土日を利用して、ご自宅のPCから
・出張先でのホテルから
PCとイヤホンマイクがあれば完璧です。
海外在住の日本人経営者、ビジネスマンさんらは、英語が話せるが、オンラインで母国語でカウンセリングを受けることができるのは幸運であると話されています。
経営者カウンセリングを検討されている方に、
ご参考にしていただけると幸いです。