マイベストプロ神奈川
弘瀨美加

高齢者に安心・安全な暮らしを届ける住環境サポーター

弘瀨美加(ひろせみか) / 講師

comfy living

お電話での
お問い合わせ
050-7126-0551

コラム

黒と紺のマジック!?

2018年2月28日

テーマ:高齢者の整理収納

コラムカテゴリ:くらし



「ダークネービーのスカートを買ったつもりだったけど、
家に帰ってみて見ると黒に見えたのよ。
で、電話して、交換して下さいって言って、
お店に持って行って見てみたら、ダークネービーなのよ・・・。
マジックかと思ったけど、
私の見間違いなんだよね・・・。
お店の人に恥ずかしかったわー!」
と友人は笑い話にしてたけど、
光の具合によっては、私も、最近、
黒と紺の色の見分けがつかない時が…^^;



「加齢による色覚低下」で、
誰でも「見えにくい色」が出てくるようです。
人間の色覚は、20代後半から徐々に
細かい色を見分けることが難しくなってきて、
青や紺、青紫系の色が見分けにくくなるのだそうです。
全体に黄色がかって見えるため、
黒や他の暗色と見分けがつきにくくなるのです。
その原因は、
色を見分けるセンサーの働きをする
錐体という細胞の劣化や、
カメラのレンズのような役割をもつ
水晶体が黄色く濁ってくるため、
水晶体を通り抜ける光の量が少なくなり、
とくに青みの強い色は、
暗いところで見えにくくなるのだそうです。
加齢による色覚低下は、
毎日少しずつ、何年もかかって進行していくので、
本人は、無自覚であるケースが多く、
色覚低下を気づいてない人がほとんどなのです。
暗い色の服や靴下の色を見間違いをしないように
クローゼットなどには、
青の成分が強い「昼光色」の照明を使うと良いですよ。

この記事を書いたプロ

弘瀨美加

高齢者に安心・安全な暮らしを届ける住環境サポーター

弘瀨美加(comfy living)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神奈川
  3. 神奈川のくらし
  4. 神奈川の整理・収納・片付け
  5. 弘瀨美加
  6. コラム一覧
  7. 黒と紺のマジック!?

© My Best Pro