不妊治療、保険適用の「43歳の壁」見直さず
精液検査で精液量・精子濃度・精子運動率などが基準値を大きく下回る数値である場合、自然妊娠は難しく、不妊治療では顕微授精をすることになります。
ただし、顕微授精をすれば必ず上手くいくということではありません。
良い受精卵ができるかどうかはあくまでも精子の質次第で、良くなければ、受精⇒分割⇒凍結と受精卵が上手く育ってくれません。
顕微授精は、費用面や女性側の精神的・身体的負担も大きいです。そのため、パートナーのためにも「顕微授精をする前に漢方薬を飲んで少しでも良くしたい」というご相談は多いです。
精液の検査値は、漢方薬を3ヶ月程服用すると改善する方が多いです。検査値が少しでも改善すると、質の良い受精卵ができる確率が上がってきます。
なかには検査値自体はそこまで変化がない場合もありますが、顕微授精で最も大事なことは精子のDNAの損傷率が低いことです。精子形成障害の場合、単に精子数や運動率が低下するだけではなく、ほとんどの場合に「精子の質」の低下を伴います。精子の質とは受精能力やDNA損傷率を指します。顕微授精では、培養士が見た目で元気そうな精子を選んで受精させますが、精子のDNAが損傷しているかどうかは見た目で分かるわけではありません。
ですので、治療の確率を上げるためには、体の状態や精巣の血流を良くして少しでも質の良い精子を生み出せるようにしておくことが大切です。
男性不妊の場合、漢方薬1か月分の予算は10,530~16,580円です。
できれば、3か月程度服用を続けてから顕微授精に臨むことをお勧めしています。
相談料無料。本人が来局できない場合は、併用薬・アレルギーの有無を確認の上、奥様に購入していただけます。お気軽にお問い合わせください。くわしくは⇒男性不妊 漢方相談