骨髄異形成症候群(MDS)で血小板数の減少傾向を漢方で改善 77歳
西洋医学で治療が難しい「骨髄異形成症候群(MDS)」
骨髄異形成症候群(MDS)は、血液をつくる骨髄の細胞の遺伝子に異常が生じて、正常な赤血球・白血球・血小板などが作れなくなってしまう病気です。
近年新しく治療薬がでてきていますが、骨髄移植以外に根本的な治療法がなく、定期的に血液検査を行って血球の減少を経過観察し、ある程度減少したところで投薬や輸血などを行います。
血小板減少傾向が漢方で改善 68歳
半年前に骨髄異形成症候群(MDS)を発症。
診断から半年の間に血小板値が8.8→6.0まで低下し、疲労感・倦怠感が強い。
造血機能を元気にするために、補腎の漢方薬を開始。
3ヶ月後の検査で血小板が8万台に回復。疲労感・倦怠感がなくなり、朝起きるのが楽になった。
その後は、同処方を継続し、3年以上血小板数は7~8万を維持している。
血小板の減少傾向を漢方で改善 58歳
7年前に骨髄異形成症候群(MDS)との診断される。血小板値3~4万台を推移して経過観察していたが、最近血小板数の減少傾向が続いている。直近の血小板値は2.7。
医師からはこのまま低下が続くようであれば投薬治療をと言われている。アザがでる、便秘、冷え、疲れやすい。
補腎薬を中心とした組み合わせの漢方薬で、造血機能の回復を目指す。
3ヶ月後の検査で血小板が4万台に回復。便秘や疲労感がなくなった。
その後は、同処方を継続し、半年以上血小板値4万台を維持している。
血小板数が漢方で徐々に回復 35歳
骨髄異形成症候群(MDS)を20代で発症、徐々に血小板値が低下してきた。
食欲不振、強い倦怠感、背中の痛み、生理不順など体調不良が多い。
造血機能を改善するための補血・補気・補腎の生薬を組み合わせて服用開始。
時期により変動はあるものの、血小板数値が少しずつ改善し、疲れやすさはあるものの当初の体調不良はほとんど改善している。
2017年3月3.7⇒2019年4月8.7⇒2023年4月10.7
骨髄異形成症候群(MDS)は、西洋医学では輸血などの対処療法しか治療法がなく改善が難しい疾患です。
漢方では自身の造血機能を上げるために、積極的に動物性生薬を使用してアプローチします。
お一人お一人を大切にしてじっくり頭を働かせながら良い結果に導けるよう頑張ります。
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