コラム
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は漢方で妊娠できますか?」というご質問
2014年8月11日 公開 / 2020年10月8日更新
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と病院で診断され不妊治療していますが、漢方も効果があるのですか?」というご質問。
基本的に、不妊はなんらかの原因で本来持っている妊娠力が低下している状態です。多囊胞性卵巣症候群(PCOS)も原因のひとつです。
病院の不妊治療では、排卵を促したり、様々な手法で受精の確率を上げるための治療を行います。ですが、「本来持っている妊娠力が低下している状態」を治療するわけではありません。もし不妊治療をしても上手くいかない方の場合は、自身の妊娠力の改善を考えていく必要があります。
漢方薬は、「本来持っている妊娠力が低下している状態」を改善して妊娠力を上げていくためのものです。
多囊胞性卵巣症候群(PCOS)の場合、漢方薬で体の状態が良くなり自力で排卵ができるようになって自然妊娠されることもあります。ですが、多囊胞性卵巣症候群(PCOS)の症状には個人差があり、排卵できないまたは月経周期が極端に長い方は、漢方薬で妊娠力を補いながら不妊治療を継続され方が良い場合もあります。
西洋医学が万能でないように、東洋医学である漢方も万能ではありません。
お互い得意なところを上手に組み合わせていくことが、元気な赤ちゃんを授かるための近道だと考えています。
さつま薬局の症例⇒多囊胞性卵巣症候群(PCOS) 漢方妊娠報告
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