【WLBコラム】クリニック院長が絶対に取らなくてはいけない時間TOP3とは?(vol.3)
こんにちは。
看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。
2024年4月から始まる『医師の働き方改革』
もうすでにいろんな対策を講じていることでしょう。
一般の業種よりは規制条件(時間外労働時間など)は
緩いようですが、これまでよりは厳しい環境になりますね。
制度的な部分を適応させることはもちろんですが、
外からは見えにくい部分も適応させなければいけません。
つまり
『働く人たちの意識』です。
意識改革という言葉はさまざまな場面で使われますが
その実現はなかなか難しいですね。
意識というのは
パソコンやスマホなどの設定みたいに
パッと切り替えられるようなものではありません。
常に意識しながら、それが定着するまで
じっくり時間をかける必要があります。
また、働く仲間のうち
一人だけが変わればいいというものではなく、
全員が変えていかなければいけませんよね。
そうなってくると
これが大事になってくるんです。
『コミュニケーション』
僕たちは何につけても
他者の影響を受けながら過ごしています。
わかりやすい例で言うと
テレビなどのメディアから聞こえてくる流行語、
身近な人(家族や親友)の口ぐせ、
尊敬する人の考え方や価値観など、
知らず知らずのうちに影響を受けていますよね。
つまり、
職場で働く仲間同士で少しずつ影響を与え合い
良い方向に意識改革を進められるということです。
また、タスクシフトやタスクシェアなど
いわゆる分業体制の変化もあるでしょうから
引き継ぎ、指示命令や報告・連絡・相談なども
これまで以上に重要になってきますね。
ということで…、
僕は
『コミュニケーション』
に注目しています。
コミュニケーション改革を行い
より風通しの良い風土を作らないと、
伝達ミスからインシデントに発展したり
患者や家族からのクレームにつながることも
考えられるでしょう。
必要な情報を必要な時に共有し、
円滑な業務遂行のために率直なフィードバックを行い、
これまで以上になんでも言い合える仲にならないと
医師の働き方改革は成功しないのではと思うのです。
言い換えると
医療機関内の『心理的安全性向上』がカギです。
そのためのコミュニケーション改革です。
ぜひ意識して取り組んでみてくださいね!