新刊発売のお知らせ
看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。
いきなりですが、質問です。
『対話』とは何でしょうか?
「話し合いのことなんじゃないの?」
という答えが返ってくることが多いですが、
実は少し違います。
「話し合い」と一言で言っても
実は3種類あります。
1つ目は対話
2つ目は議論
3つ目は雑談
3つ目は省きまして、
『対話』と『議論』について
目的、主語、結果の3項目での違いを
ご紹介いたします。
まず目的の違い
対話=理解し合うこと、情報や気持ちの共有
議論=結論を出すこと、決着をつけること
次に主語の違い
対話=私、私たち
議論=出来事、状況や対応策など
最後に結果の違い
対話=違いの認識、一体感
議論=同一性の重視、対立
※同一性の重視とは、
同じ意見や考えであることを大切にすること。
このような違いがあります。
どちらか一方が良くて
他方が悪いというわけではなく、
両方必要で、
目的に合わせて使い分けることが
重要だということをご理解ください。
そこで考えて欲しいのが、
===============
対話の機会をどれくらい作っているか?
===============
です。
議論ばかりでは
組織内に対立を生みます。
対話を適度に取り入れることで
お互いの違いを尊重し合い、
一体感のある組織づくりができます。
僕が提供させていただいている対話を用いた
看護管理者向けの『7つのマネジメント』という
研修プログラムを受けてくれている方から
こんな声が聞かれました。
・じっくり時間をとってお互いの現状や
苦労を話し合うことで気持ちが分かり合えた
・大変なのは自分だけじゃないと感じ
みんなで一緒に乗り越えようという気持ちになれた
・多忙な業務を日々淡々とこなすだけじゃなく
やりがいのある職場づくりを進めたいという気持ちを思いだせる
・誰からも責められることがない話しやすい場で
自分をじっくりと省みる良い時間になっています
などなど。
他にもたくさんの
ポジティブな声をいただいています。
心理的安全性の高い職場が求められる現在、
『対話』の場はとても重要ではないかと思います。
ぜひ、貴院でも
『対話の場』を積極的に作ってみてくださいね!