【WLBコラム】敵意はブーメランのように戻ってくるって話
おはようございます。
山本です。
さて、今日は…
性格も仕事も
自分で選んだんだから
嫌だったら選び直せば良いよね
って話をしたいと思います。
こんなことを言う人がいます。
「自分の性格が嫌いです」とか
「自分のここが嫌なんですよね」って。
嫌だったら
変えたら良いじゃないですか。
また、研修でメンタルヘルスとか
ハラスメントとかの話をしていると
「こんな上司がいる職場はもう嫌です」
とか
「こんな環境、
早く変えてもらわないと嫌です」
とかって言う人もいます。
嫌だったら辞めて
他を探せば良いじゃないですか。
ねぇ?
って言うと、
「そんな簡単に、嫌だから
職場を変えるなんて考えだと、
どこにいっても同じように
すぐ嫌になるに決まっている」
って反論してくる人もいますが、
そんなのやってみないとわからないですし、
10社くらい経験して
やっぱり全部嫌だったってなれば、
自分で働きやすい環境の
会社を作ったら良いじゃないですか。
って、僕なら考えます。
性格だって仕事だって
自分で選んだんですから、
自分で選び直せば良いでしょ?
って話ですよ。
ってことで、
タイトルに戻っちゃいましたが、
もうちょっと付け加えて
お話ししていきますね。
ここで、性格を考える上で重要な
「ライフスタイル」について、
話をしておきます。
これはアドラー心理学で
使われる用語で
「人生における思考や行動の傾向」
のことで、
広い意味では
人生観や世界観とも言えますし、
狭い意味では「性格」とも言えます。
具体的な例をあげましょうか。
例えば
「人生は思い通りにならない」
という人生観を持っている人が
いたとしましょう。
また、
「世界は複雑に絡み合っていて、
一人の力などたかが知れている」
という世界観も持っているとしましょう。
さらに、
「世界は複雑に絡み合っていて、
人生は思い通りにいかないなら、
余計な夢など見ないで
現実的にできることしかやらないでおこう」
という信念を持っていて、
「消極的で受け身」
な性格を持っていると。
これらの人生観、世界観、
信念や性格的な特徴も全て
「ライフスタイル」
という言葉に含まれます。
で、アドラーは
この「ライフスタイル」は
『自ら選んだ』と言っています。
人生観や世界観は、
物の見方考え方ですので、
自分が見聞きしたものに対して
意味をつけたって考えると、
納得できますが、
性格までも
自ら選んだって思う人は
少ないのではないでしょうか。
つまり、性格はもともと
備わっているものであり、
変えることはできないと
思っている人が多いと思います。
でも、性格だって、
人生観や世界観に対する態度ですので、
自分で選んでいるんですよね。
自覚できていないだけです。
「人生とは〇〇だ」
と感じたら、
「それならば、〇〇って考えて
行動した方が良いよね」
って発想しますよね。
それが性格の原型なんですよ。
で、アドラーは
「10歳くらいまでに、
ライフスタイルを決心する」
と言っています。
つまり、10年くらいかけて
見聞きした膨大なデータをもとに、
「こんなふうに生きたら、
生きやすいんじゃないかな?」
って結論を出すんですよね。
これがライフスタイルなんですよ。
話があちこちいきましたが、
ライフスタイルは
自分が見聞きしたことをもとに、
自分で選んでいるってことです。
そして、性格もそこに
含まれているということです。
あと、仕事も同じですよね?
仕事だって、
例えば求人票を見たり、
評判を聞いたりして
「どこが良いかな?」って考えて、
自分で選んでいますよね?
もしかしたら、
こどもの頃からの夢である
職業に就く人もいるでしょう。
もちろん、すべての人が
自分で選んだ第一希望の会社や組織に
就職できるわけではないですが、
第二希望や第三希望、
それ以下であっても、
自分で選んだ中から
決めていることには
変わりありませんよね。
仮に
「ここしか入れるところがなかった」
と言ったところで、
それは
「自分の選択肢の中で」
という前提が抜けているだけですよね。
この時代、強制労働なんて
させられる人はほぼいませんから。
ちゃんと自分で選んでいるんですよ。
性格も仕事も。
それらが嫌なんだったら、
変えちゃえば良いんですよね。
とはいえ、
「そんなの難し過ぎてできない」
って思う人もいるかも知れません。
でもね。必要なのは
たった一つだけなんですよ。
この一つさえ
持ち合わせていれば
性格も仕事も意外と簡単に変えられます。
それは何かというと…、
勇気です。
勇気について、思想家で心理学者の
エーリッヒ・フロムの言葉をご紹介しますね。
「勇気とはあえて危険を冒す能力であり、
苦痛や失望をも受け入れる覚悟である。」
性格を変えようとすると、
周りの目が気になります。
「あいつどうしちゃったんだ?」
って見られたり、
「いきなり変わっちゃって、
洗脳でもされたんじゃないの?」
なんてバカにされたり。
また、性格を変えるためには
人生観や世界観を変えなきゃいけないので、
学ぶ時間を確保しなきゃいけません。
そうすると、
テレビやYouTubeをだらだら見たり、
ゲームに時間を割いたりすることを
諦める勇気が必要になります。
また、性格とか人生観、世界観が変わると、
当然考え方も行動も変えなきゃいけませんが、
その結果の予測がつかないんですよね。
消極的な性格で接していた時の
周りの反応はたくさんのデータを
持っているんですが、
積極的な性格で接した時に
周りの人がどんな反応を示すかは
予測不能なんです。
だから怖いと感じるんですよね。
それをあえてやっていくことが勇気です。
仕事を変えるのだって同じですよね?
今の職場の人からは
「忍耐力がない」とか
「わがままだ」とかって
見られるかも知れませんし、
新しい職場に
馴染めるかどうかだって
不安ですよね?
そんな苦痛や、
もしかしたらまたダメかもしれないって
失望をも受け入れるのが勇気なんですよ。
勇気を持って職場を変える、
勇気を持って自分で事業を起こすって
決断をすれば良いだけです。
逆に、勇気以外のものを
あれこれ考えるから
動けなくなるんですよね。
これから先のことで、
確かなことなんて
ほとんどないんですから、
やってみてダメなら
また考えれば良いじゃないですか。
性格も仕事も、
「生涯で二つまで」なんて
決められているものじゃないんですから、
いくらでも変えたら良いと思いますよ。
性格も仕事も
自分で選んだんだから
嫌だったら選び直せば良いよね。
勇気を持って。
ってことで
今日はここまでです。
最後にお知らせです。
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