お知らせ!【WLBコラム】介護施設のための働き方改革応援研修
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
時間管理&習慣化コーチの山本武史です。
先日、介護業界の現場主任クラス〜管理者向けの
時間管理の方法についてセミナーでお話しさせていただきました。
介護職の方の仕事って
『個対個』の仕事が多く、また事務作業も伴います。
事務作業はともかく、
利用者への個別対応は時間が読めないのが通常です。
もちろん、ある程度は
ケアの標準時間を設定して
それに沿った仕事はできるでしょう。
しかし、それが行き過ぎると
必要なケアに時間がかけられなかったり、
十分なケアができないってことも出てきてしまいます。
じゃ、タイムマネジメントは不可能か?
と言われると
答えは『No!』です。
個別のケアにしっかり時間をかけるために、
必要な事務処理の時間をどこに設定すれば良いのか、
また不要な事務処理がないか、
効率化できることがないかを探したり、
あるいは自身のスキルアップで時間効率や
仕事の効果性を高められないかを考えてみてください。
時間管理で最も重要なことは、
『緊急かつ重要なこと(第1領域)』を減らすことです。
この領域の仕事は
時間が読めない上に超ストレスフルです。
日常業務が一気にすっ飛ばされるインパクトがあり、
解決した後もすぐには日常業務に戻れないくらいの
心理的ストレスがかかります。
ですので、
日常的に時間が定められない個別対応であっても、
この第1領域の仕事に比べれば
まだコントロールしやすいのではないでしょうか。
そのある程度コントロールできる状況下でこそ
やっていただきたいのは、
先ほども挙げた通り、
・事務処理の時間をある程度設定する
・無駄な仕事がないかを探す
・効率化のためにできることを探す
・スキルアップを図っていく
といった『重要だが緊急ではないこと(第2領域)』を
積極的に日々のスケジュールに組み込んでいくことです。
そして、それはほんの短い時間で結構です。
1日の1%の時間を1コマとして考えてください。
毎日が無理なら、毎週でも結構です。
たった15分をどこかに確保して、
無駄を探したり効率化について考えてみたり、
自分のスキルアップに取り組んでみてください。
日々工夫を考えることで、
あるいはスキルアップしていくことで
確実に第1領域の仕事は発生しにくくなります。
たった1%の努力ですが、
大きな恩恵を与えてくれると思います。
ぜひ取り組んでみてくださいね!
では、今回はこの辺りで失礼します。