【WLBコラム】「ありがとう」の効能と類似薬効語

山本武史

山本武史

テーマ:教育

WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。


ほめたり叱ったりと、
間違った教育をされる方が非常に多い昨今。


本質的な人の成長について考えて
必要だなと思うことを書いていきたいと思います。






これまでのコラムで「ほめること」の危険性をお伝えしました。


コラムはこちら↓
なぜ褒められると自己肯定感が下がるのか





上記のコラムの中でも触れているのですが、
ほめたり叱ったりするよりも、

もっともっと大切で、
人の成長を後押しする関わりがあります。




それが

「ありがとう」

という感謝の言葉です。






ありがとうには効能がたくさんあります。



・存在を認められたと感じる
・やってよかったと思える
・努力が報われる
・他者に貢献できたと感じる
・ここにいていいんだと感じる
・自分を肯定できる
・自分には能力があると感じる

などなど。





そして、上記の効能を有する他の言葉もあります。



「助かった」
「救われた」
「感謝している」
「うれしい」

など。




そうそう!
大事なのは言葉だけじゃありません。



表情や態度も大事です。



感謝の言葉は笑顔で伝えることが大事ですし、
うれしかったり、助かったりしたら、
態度で表現することも大事です。



心や気持ちでは感謝しているのに、
それが言葉や表情などで表現されなければ、
誤解を招いてしまいます。



メラビアンの法則ってご存知ですか?


矛盾するメッセージが発せられた時、
人はどの情報を信用しやすいかって法則です。


言語情報(内容そのもの):7%
聴覚情報(口調や速さなど):38%
視覚情報(見た目など):55%


と、上記のように言われています。




つまり、本当は心から感謝しているのに、
それを表現しないでいると、

例えば無表情で「ありがとう」などと言ってしまうと、
相手からは「あれ?迷惑だったかな?」と誤解される恐れがあるのです。




なので、言葉と表現は一致させることが大事だと思います。






僕は以前『NHK教育』を進めていました。



あ、テレビの話じゃないですよ^^;



N:認知
H:励まし
K:感謝

3つのコミュニケーションスキルの頭文字をとって『NHK』と略し、
それを教育の中で積極的に使っていこうという話です。




こどものあり方や考え方、行動を認めて、
やりたいことをやれるように励まし、
してくれたことやいてくれることに感謝しましょう!

って教育方針です。




もちろん、僕は密かにずっと続けていますが、
この中でもやっぱり『感謝』は大きいなと思います。




家族で、あるいは職場でも同じくですが、
「ありがとう」と言い合える環境があると、
お互いにお互いを認め合え、
とても気持ちよく過ごせるんじゃないかなと思います。




逆に、お互いにダメ出しばっかりだと・・・。


どう感じるかは人それぞれですが、
僕は嫌だなぁと思います。




「ありがとう」

これからどんどん使っていきませんか?



では、今回はこの辺りで失礼します。

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