【WLBコラム】『ますます必要とされる自己投資』生き方改革vol8
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
先日から『生き方改革』についてシリーズで記事を書いております。
前回、『今この瞬間を生きる』で
人生観について考察してみました。
山登り的人生観か、川下り的人生観か、
あなたにはどちらの人生観がしっくりくるでしょうか?
今回は『目指すべき最終ゴールとは?』という視点で
時間の使い方を見つめ直していきましょう。
さて、僕自身、人生設計を立てないとはいえ、
目指すべきゴールを全く持っていないかというと
そうではありません。
そのゴールはある地点ではなく、
理想の自分像であり、
達成できてもさらに高みを目指すことのできる目標です。
その目標とは、心理学者である
アルフレッド・アドラーの掲げた目標そのものです。
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【人生における目指すべき目標】
《行動面での目標》
1)自立すること
2)社会と調和して暮らせること
《心理面での目標》
1)わたしには能力がある、という意識
2)人々はわたしの仲間である、という意識
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僕自身も上記の通りの
行動面、心理面の両面の目標を掲げています。
この4つはそれぞれが関係しており、
単独の達成で満足できるものではありません。
また、僕自身もそうですが、
同時に子育てにおいて、
こどもたちの成長のゴールでもあります。
さて、ここでいう「自立」とは、
どんな状態でしょうか?
物事を自分で考え、自分で行動し、
その責任を負うというのも自立でしょうし、
親元を離れても生活できるようになる
経済的な側面からの自立もそうでしょう。
しかし、アドラーは心理学者。
心理学的な側面からも自立を定義しています。
それは
「自分の価値を自分自身で決められること」
です。
逆に、
「自分の価値を他人に決めさせること」を
『依存』と呼んでいます。
この心理学的な『依存』は、
実は仕事をする上でも度々重大な影響を与えます。
例えば、
新人看護師の離職率の高さも関係しています。
(詳しくは下記の関連コラムをご参照ください)
《関連コラム》
なぜ、最近の新人看護師はすぐ辞めてしまうのか?
依存とは、
「自分で自分の価値を決められず、
他者に価値を決めてもらうことを許している」
ということです。
ブラック企業とわかっていつつも働き続ける若者や
身体を壊してまで周りの期待に応え続けて過労になる方も
同じような心理が働いているのかもしれません。
自分の価値を自分で決められるようになるためには、
自分が周りの人たちに、しっかりと貢献していき、
それを他者の言葉からではなく、
自分で『自覚』しなければいけません。
そのサービスでお客様が笑顔になってくれるよう考え抜き、
一生懸命に働いて、お客様に貢献できたことを喜ぶ。
その商品がお客様の悩みを解消した瞬間を思い描き、
知恵を絞って商品開発し、お客様に貢献できたことを喜ぶ。
家族のことを思いやり、健康的で豊かな時間を過ごすために
家事を一生懸命やり、家族に貢献できたことを喜ぶ。
そんな意識で仕事や家事に取り組みたいものです。
そんな貢献感を感じることで、
『自分には価値がある』と思え、
また次の仕事や毎日の家事に精を出せるのです。
僕たちがタイムマネジメントを通じて
『目指すべきゴール』とは、
自分が幸せになるための条件をクリアすることです。
幸せのないタイムマネジメントはあり得ません。
幸せのないワークライフバランスは嘘です。
そして、幸せになる条件とは、
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【人生における目指すべき目標】
《行動面での目標》
1)自立すること
2)社会と調和して暮らせること
《心理面での目標》
1)わたしには能力がある、という意識
2)人々はわたしの仲間である、という意識
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これらを達成することです。
目指すべき最終ゴールは、
『心理的に自立した上で、社会と調和して暮らす』こと。
そのために、自分には能力があることを自覚し、
周りの仲間たちとともに歩み続ける意識を持ちましょう。
さて、ここまで
『生き方改革』としてタイムマネジメントのノウハウを
ご紹介してきました。
どこから手をつけていただいても構いませんが、
「自分の人生を変えていきたい」
「さらに充実した人生を過ごしていきたい」
と思われる方は、
もう一度、最初から読み返していただき、
一つずつ取り組んでいってみてくださいね。
《シリーズ記事の最初のコラム↓》
働き方改革よりも生き方改革を進めよう
では、しばらく続けて書いてきた
シリーズ記事もここで一旦終了とさせていただきます。
すばらしい人生を歩み続けていきましょう!