Webセミナーに登場します!
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
来月から、ある企業さんで管理職の方、全員一斉に
目標管理コーチングがスタートします。
来年3月の2018年度末にはどうなっているか・・・。
スタート前の今から楽しみです!
さて、今回は看護系の管理職の皆さまにとって、
最も重要な課題についてお伝えしたいと思います。
これまで様々な病院やクリニック、
看護協会や看護学校の方々のお悩みを聞いてきて
感じたキーワードベスト3はこちらです。
「離職」
「モチベーション管理」
「危機管理」
で、これらそれぞれに対して対策を打ち、
研修などでフォローしておられます。
こららの対策はタイムマネジメントの観点から見ると、
通常は『第2領域』に入ります。
(第2領域=重要だが緊急ではないタスク)
ですが、相当数の医療機関において、
すでに『第1領域』に突入しているところも見受けられます。
(第1領域=重要かつ緊急なタスク)
具体的には、
離職が止まらず人出不足に陥っていたり、
医療事故が起こってしまったりといった状態です。
第1領域に突入してしまっているならば、
真っ先に手を打たなければなりません。
が、まだ第2領域に止まっている状態なら、
先にやるべきことがあります。
それは・・・、
『リーダーシップを発揮すること』
です。
リーダーシップについては様々な見解があり、
何が良いかは意見の分かれるところでもあります。
昨今は、「ファシリテーター型リーダー」に注目が集まっていますが、
昔ながらの「牽引型リーダー」も活躍されています。
また、「サーバント型リーダー」もまだまだ注目されていますし、
「イノベーティブリーダー」も話題になっています。
なので、どんなタイプのリーダーシップが良いかは
ここでは語りません。
しかし、どのタイプでも大切にしてほしいものがあります。
それは、『ビジョン』です。
リーダーシップを発揮する第1歩として、
『ビジョン』を語っていただきたいのです。
ところで、ビジョンとは何でしょうか?
一番多く言われているものとしては
『将来像』ではないかなと思います。
が、もう少し具体的にしておきましょう。
その方がビジョンを考えやすいと思いますので。
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ビジョン=課題+解決策+結果(課題が解決された状態)
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例えば、あるとんかつ屋さんのビジョンです。
「今、豊かな国として世界的に知られるこの日本で
満足に食事も取れないこどもたちがいるんです。
その子たちにもお腹いっぱい美味しいごはんを食べてほしい。
当店では20種類くらいのメニューを提供しています。
もし、本当に困っている親御さんがいたら、
ぜひ店長宛にこっそり電話してください。
どのメニューでも構いません。
無料でこどもさんに食べてもらいます。
店内で食べるのが恥ずかしければ、
お弁当にして持ち帰らせます。
ゆっくりとお腹いっぱい食べさせてください。
豊かと言われる日本でこの現状は悲しすぎます。
本当の意味で豊かな状態になれるように
当店としても微力ながらがんばっていきます。」
いかがでしょうか?
このお店が何を目指しているのか伝わってきましたでしょうか?
実際、このお店では、
店長の思いに共感した従業員が一致団結してがんばっていますし、
地域の方やSNSなどで知ったお客様から絶大な支持を受けています。
上記の3点が揃ったビジョンには力があります。
さて蛇足ですが・・・、
このお話をバーツに分けてみましょう。
《解決されるべき課題》
=こどもの貧困問題(満足に食べられないこどもがいる)
《自社が提供できる解決策》
=貧困でお腹をすかせたこどもに無料で食事を提供する
《課題が解決された状態》
=豊かな国日本の再生
これがビジョンの原型です。
こうして考えていけばビジョンは考えやすいと思います。
ぜひ、あなたの組織にマッチするビジョンを見出し、
それを語ってみてください。
そうすることで
「離職」「モチベーション管理」「危機管理」の
3大課題を一度に解決できるかもしれません。
ビジョンの力を信じて、
ぜひ取り組んでみてくださいね!
それでは今回はこの辺で失礼します。