【WLB番外編】心理学に基づくコミュニケーション・マインドとは
WLBコラムをご覧いただき誠にありがとうございます。
タイムマネジメントのプロ、山本武史でございます。
さて、とある医療機関にお勤めの方から、
こんなご意見をいただきました。
「私の職場は残業が当たり前です。
でも、私は満足しています。
そんな私はダメなのでしょうか?」
昨今、『働き方改革』が声高に言われ、
ワークライフバランスの実現を目指しましょうという風潮が高まっています。
が、それらと合わせて、
『残業は悪』という考え方も、どうやら広まっているようですね^^;
僕はワークライフバランスの実現はとても大事なことだと考えていますが、
『残業=悪』という考え方には反対です。
なぜなら、全ての仕事から残業を廃止することはできませんし、
お客様にとっても必要な場面が必ずある、と考えているからです。
残業が多い企業=ブラック企業
という図式も、必ずしも正しくないと思いますし、
理想の企業=残業のない企業
も、そうとも限らないと思います。
確かに、目に見える労働条件、
給与や休日、勤務時間などはその企業を評価する要素として
とても参考になるものだと思います。
が、真のワークライフバランスを考えた時、
それら、目に見える要素以外の方が重要になってきます。
例えば・・・、「充実感」
別の言葉で言えば、
満足感や生きがい、やりがいなどです。
仕事とプライベートタイムを、
単純に時間という区切りで分けることは簡単ですが、
本当の意味でワークライフバランスを実現しようとすれば、
時間の区切り以上に、充実感(満足感)の方が大切だと思いませんか?
だって、きっちり時間を区切っても、
プライベートでやりたいことがければ、暇な時間ができるだけですし、
しっかり体を休めて、趣味の時間も楽しめていても、
仕事がつまらなければ、苦痛な時間ができるだけでしょ?
だからこそ、両方に充実感を感じられるよう考え、
その実現のための行動を起こすべきです。
さて、横道に逸れてきましたが・・・、
「残業をする私はダメのなか?」
その答えは、
もちろん「ダメではない」です。
僕は本来、ワークライフバランスは
「やるべき時にやるべこことをやる」ための時間管理だと考えています。
であれば、
「子育てもひと段落し、介護も今は必要ない。
仕事をしていてやりがいを感じている」
という状態ならば、残業も苦ではないでしょう。
そんな方が職場にいれば、
助かる仲間もいることでしょう。
しかし、ルールは守ってくださいね。
法律や組織のルールを無視して働き続けることはお勧めしません^^;
働き方の良し悪しについては、
自分自身の心に聞いてみてください。
誰かが決めた基準に無理やり合わせる必要はありません。
ただし、これはあくまで自分自身の働き方についてです。
他人の働き方を強制、強要することはやめましょうね。
では、今日はこの辺りで失礼します。