【WLBコラム】クリニック院長が絶対に取らなくてはいけない時間TOP3とは?(vol.2)
WLBコラムをご覧いただき誠にありがとうございます。
タイムマネジメントのプロ、山本武史でございます。
前々回から、
『クリニック院長のためのタイムマネジメント』
をご紹介しています。
その際、お伝えした
「クリニック院長が絶対に取らなくてはならない時間TOP3」は、
1)きく
2)語る
2)育てる
でした。
今回は最終回として、
3)『育てる』ことについて、少し詳しく説明しますね。
さて、「育てる」と言えば、
『スタッフ教育』を思い浮かべる先生が多いと思います。
もちろん、スタッフ教育は大切です。
絶対に怠ってはならないものです。
が、そのスタッフ教育を行う上でも、
特に重要になってくるのが、これです。
『医療法人』を育てる。
つまり、クリニックそのものを育てるってことです。
もう少し言うと、
『法人』とは、簡単に言うならば、
『法的に、人と同じように認められたもの』ということです。
(ですので、権利と義務を有します。
詳しくは、ネットや辞書などでお調べくださいね^^;)
さて、存在が、人と同じように認められているのであれば、
人と同じように成長することを目指すべきではないでしょうか?
人は、オギャーと生まれてから、亡くなるまで、
常に成長し続けることができます。
もちろん、
成長とは逆の方向に向かうこともできます。
また、一見悪いことのように見えても、
後になってみれば、良い経験だったとか、
逆に、その時は良かったと感じていたけれども、
後になってみて、大した経験でなかったこともあるでしょう。
その際、影響するものとしても、
内部、外部、様々な要因があります。
様々なことが起こりますが、最終的には、
「あぁ、よかった」と思えるような最後を迎えたいものですし、
出会った人々に
「あなたがいてくれてよかった」と言われたいものです。
この辺りは、法人も同じではないでしょうか?
どんな状況になろうとも、
「あぁ、良かった」と言えればいいでしょうし、
たくさんの人々に
「このクリニックがあってくれて良かった」
と言われれたいと思うのです。
その結果を得るためには、
クリニック自体が成長していく必要があります。
人だって、悪い出来事を良い経験と捉えるには
精神的な成長が欠かせませんから。
また、逆境をバネにするためには、
高い能力(スキル)や知識、知恵が必要です。
これらも人の成長となんら変わりません。
内部、外部、様々な要因が起こる中、
クリニックを成長させ続けるにはどうすれば良いでしょうか?
当然ながら、
クリニックで働く人が成長しなければなりません。
もちろん、先生自身もです。
お忙しい中、ご自身の成長のための時間、
しっかり取られていますか?
外部のコンサルタントや、
なんらかの仕組みだけに頼っていませんか?
コンサルティングや仕組みを上手に使うためにも、
先生ご自身の成長が必要だと思いますが、どうでしょうか?
また、クリニックを成長させようと思うと、
スタッフ全員の成長も必要不可欠です。
そこで充実した『スタッフ教育』が必要になってきます。
そのための土台として、
これまで2回に分けてお伝えした「きく」と「語る」が
とても重要になってきますよ。
しっかりと全員がその存在を認められた上で、
全体として、あるいは個々人それぞれが
「何があれば良いのか?」
「どんな能力を伸ばしたいか?」
「どんな知識があればより良くなれるのか?」
などを見つけ出し、
研修などで身につけていくことが大切だと思います。
ですので、まずはクリニックの成長を考え、
そのために必要なことをみんなが身につけていくとったような
組織的な成長を目指していきましょう!
そんなビジョンを描く時間を大切にしていただければ幸いです。
さて、シリーズ3回にわたって、
『クリニック院長のためのタイムマネジメント』についてご紹介しました。
参考になったならうれしく思います。
では、今回はこの辺りで失礼します。
【参考】看護師のためのタイムマネジメント
【参考】タイムマネジメント研修ではこんな内容をお伝えしています