【WLBコラム】働き方改革で失敗する会社、成功する会社
WLBコラムをご覧いただき誠にありがとうございます。
タイムマネジメントのプロ、山本武史でございます。
先日、ある企業さんの中堅社員の方向けに
研修をさせていただいていた中で、こんな声が聞かれました。
「会社からは『残業を減らせ』と言われますが、
仕事が終われないと帰れませんよね。」
「もし仮に、時間内に仕事が終わったとしても、
余った時間で何をすればいいかわかりません」
「働き方改革なんて言われていますが、
結局、口先だけで、根っこの部分は変わりませんよ。
だって、仕事は増えるけど人は増えないって状況は変わりませんから。」
「社長(リーダー)が変わらなければ、
結局、僕らが努力したって大した成果は望めませんよね」
などなど・・・。
あなたの会社や組織ではどうですか?
もし、こんな意見が出ていたら、
明確に否定しなければなりません。
働き方改革の真の意図は、
『豊かな人生を生きる』です。
よく言われている現状の課題を打破することは、
とても大切です。
・労働力不足の解消
・長時間労働の是正
・同一労働同一賃金
・高齢者の雇用促進
などなど。
しかし、『課題を解決した先に何があるか』を
見つめる方が先だと思います。
ボリューム満点の仕事をさっさと終わらせて、やりたいことは何か?
休日などでエネルギーチャージする活動はどんなものか?
この人生で何としてもなし得たいことは何か?
なりたい自分とは、どんな姿なのか?
どんな人生を歩みたいのか?
本当はどうしたいのか?
本来はどうありたいのか?
理想のビジョンを描いてみませんか?
この理想が描けないことには、
残業を減らしてもやることがないですし、
そうなると、
わざわざしんどい思いしてまで残業を減らす意欲もわかないでしょう。
また、自分自身の中に、理想が見えないと、
与えられたものをどう使うかしか発想できません。
結果として、
「あの会社には便利な制度があって羨ましい。
それに対して、うちの会社は・・・」
と愚痴しか出なくなります。
しかし、理想が描けていると、
それに向けて「何があればいいか?」が思い浮かびます。
それを会社に提案して、
通れば業務改善(働き方改革)につながります。
会社は、特に営利法人は、
利益を出すことで存続していきます。
なので、利益を出すことが至上命題です。
企業の上層部はそこに意識が向いて当然です。
利益を損なうことは致命傷になりかねないのです。
なので、働き方改革の制度については、
現場からどんどん提案して、
上層部と話し合うことで創り上げるのが自然だと思います。
そのためにも、ぜひ、
「どんな人生を歩みたいのか?」
「何を大切に生きていきたいのか?」
「どんな役割を担い、何を成し遂げたいのか?」
そんな人生の根幹に目を向けて欲しいのです。
そして、そこから、
「どんな制度が必要なのか?」を提案してみてはいかがでしょう?
さて、そんな人生の根幹を考えながら
1週間のスケジュールを組んでいく、
理想のワークライフバランスを実現するための
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おそらく、『人生の目的を決める』タイムマネジメントセミナーは
他には無いと思います。
ぜひ一度体験してみてくださいね!
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