古民家とは?建築上の定義と伝統構法・在来工法の違い
伝統構法の建物の耐震診断
こんにちは谷野設計 谷野です。
今回は、伝統構法と言われる住宅の耐震診断についてお話しします。
まず、伝統構法とは何か?
建築基準法ができる以前から、日本で建てられていた構法を言います。
地震の多い日本で建てられて来た、建て方になります。
柱を長石や束石などの基礎の上に直接立てる構法で、地面と共に石がずれても
地震力を上部の建物に全て伝える事の無い、半免震構造となります。
また地震で建物が揺れた場合、木材の結合部のめり込みや土壁が壊れる事により
地震の力を逃がします。
お寺や神社また古民家として有形文化財などの古い建物は、全てこのような構法で建てられています。
ただ、現在の建築基準法には認められていない構法と考え方となりますので、
現在行われている、「耐震診断」では正確な診断が出来ません。
そこで、古民家再生協会が行なう「早稲田式動的耐震診断法」を見学して来ました。
高知市から車で40分ほど走った、山の麓に建つ江戸末期の建物とのです。
古民家と言われると、各地にある庄屋さんや大きな邸宅を思い浮かべますが、
多少立派な民家と言った程度の住宅でした。
そこは、地元の方が購入して改修する予定のところを、古民家再生協会のために
高知で初めて動的耐震診断法を行う事となったそうです。
前日には、「早稲田式動的耐震診断法」の講習があり、遠く岡山や松山、私は香川で
高知大学の先生や学生さんも参加しての、実地調査でした。
その様子は、次回お話ししますね。
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