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谷野行範

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谷野行範(たにのゆきのり)

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コラム

設計士が提案する「花粉症・アレルギー症を断つ家」

花粉症・アレルギー症を断つ家

2015年5月19日 / 2018年9月11日更新

新築の住宅やアパートでは“花粉症”“アレルギー症”の人が増える!


「え!うそ!」と思うでしょうが、真実です。
なんの対策もせずに新築すると「花粉を浴びる量が増える」のです。

「シックハウス症候群」という言葉は、何年か前に話題になりました。
医学用語では「シックハウス症」ではありませんが、建築の材料に使われていた建材や接着剤にVOC(揮発性有害物質)である、
「ホルムアルデヒド」「キシレン」「トルエン」「クロルピリホス」などが使われており、
頭痛やめまい又精神的な症状が現れるもの。

この「シックハウス症候群」が社会問題化して、現在ではこれらのVOCを含む建材の製造・使用禁止又は使用制限となり、
監理、検査の対象となっています。
建材には「F☆☆☆☆(フォースター)」のマークが刻印されていますので、建築される場合には必ず確認してください。


それと同時期に、室内の空気を2時間に1度換気するように「建築基準法」が改正されました。
この法改正により、外部の花粉や車のばい煙、PM2.5を室内に取り込むようになってしまいました。
換気の義務化により法改正後の新築の建物はすべて室内にいても、外で花粉を浴びるのと変わらなくなったのです。
つまり、「花粉を浴びる量が増える」。
これでは家のリビングでくつろいでいても、外の道端で椅子に腰掛けているのと変わりがないのです。


花粉から身を守るには?


花粉症を治す、治療をするには医学的な方法しかありませんが、その症状を軽減する方法はあります。
「抗原回避」と言われる方法です。
お医者様も患者に指導していますが、外出時には「マスク」や「メガネ」、帰宅時には花粉を払って、室内に持ち込まないようにする方法。

しかし、現在の住宅や事務所等の建築基準法を守った室内では、外気と一緒に花粉を取り込んでしまうため、
いくら帰宅時に花粉を振り払っても意味がなくなります。
「空気清浄器」は実験室内の所定の花粉量をどれだけの時間で除去できるかの試験・性能のため、
常時花粉が流れ込む状況での性能は明らかになっていません。


抗原回避の家


重度の花粉症だった私の場合は、事務所の移転により、移転前にあった杉の大木から逃げ、いわゆる抗原回避が出来ました。
おかげで症状は随分軽くなりました。

そこで、「家づくり」にこの「抗原回避」の考え方を生かせないかと、資料を取り寄せ、
お医者様に話を伺いながらたどり着いたのが、「花粉症・アレルギー症を断つ家」です。

つまり、住宅内に花粉や車の煤煙などアレルギーの原因となる物質を入れないことが大事となります。

そのためには、吸気口にそれらを除去又吸着するフィルターを付ける必要があります。

それにより、アレルギー物質の室内への流入を防いで、快適な室内環境が創り出せます。

また、快適な室内環境というものは、良い建材や良いシステムを使うに越したことはありませんが、
その建材やシステムが最大限有効に発揮される様、建物全体の構成を考えることが重要です。

空気の流れ、室内の温度、室圧などあらゆる要素を総合的に捉え判断する。

長年住む家を、家族の健康を第一に考えた家ずくリに必要ではないでしょうか?

詳しくはお問い合わせください。

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