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コラム
耐震改修の落し穴
2018年9月9日
古民家の耐震対策の依頼がありまして、現地を確認に行きました。
母屋の建物はかなり古く、外観もさぬきの地域性のある趣き豊かな建物です。
屋根瓦は、葺き替えており日本瓦の銀黒色も色あせていません。
内部の床は、湿気のせいで一部痛んでおります。
中二階の小屋裏をのぞくと、梁や小屋束に見慣れない金物が至る所に取り付けてあります。
説明によると、訪問営業の会社の人に
「耐震性の向上と床下の防湿」の工事をしてもらったとの様子。
***耐震診断や耐震改修の実務者から観ると
首を傾げざる負えません。
耐震診断や耐震改修前後の、耐震性向上の報告書も無い様子です。
「これが世間で言われてる、悪質な業者だ」と
思われます。
耐震診断や耐震改修は、専門的な所見が必要です。
くれぐれもご注意ください。
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