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コラム

伝統構法と在来工法が混在する場合の耐震診断?

2015年11月24日

テーマ:住宅の耐震診断と補強

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 耐震リフォーム耐震補強

伝統構法と在来工法の耐震リフォーム


伝統構法と在来工法が混在する建物の耐震リフォームを行っています。

古い古民家では、よく増築などで混在する場合があります。
今回は、築200年以上のお寺の庫裏と、その後増築した浴室棟と台所棟です。

台所棟は「伝統構法」でしたが、かなり痛んでおり建て替えて、庫裏に接続する事としました。
浴室棟は、庫裏と間を空けて独立の在来工法でしたので、耐震補強工事をしながら
使いやすくリフォームして行きます。

このように古い建物の場合、工法の違う事がままあります。
増築しても、同じ工法であれば梁をつないで一棟にする事ができますが
工法が違う場合には、それぞれの地震時の振動幅が違うため、相互の揺れ幅を
考慮して、建物間を空けて建てる必要があります。

自ずと耐震改修工事においては、それぞれの建物工法に基づき、耐震計画と工事が必要になります。

伝統構法の耐震診断は「早稲田式動的耐震診断」を用いて固有周期を考慮しながら、
耐震計画をして行きます。

「早稲田式動的耐震診断」を実施しますので、その様子は次の機会にお知らせします。

「築40年以上の古民家再生、リフォーム専門店」
有限会社 谷野設計
担当者:谷野 行範(タニノ ユキノリ)
TEL 0879-43-6807
FAX 0879ー43ー6816
メールアドレス : info@tanino-sekkei.co.jp

この記事を書いたプロ

谷野行範

古民家と古い木造住宅の改修・リフォームの専門プロ

谷野行範(有限会社 谷野設計)

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