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小学生の発達の症状の特徴120

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は120回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

24 変化が嫌い、学校行事が苦手
<具体例>
 いつもと違うことや変化を嫌います。
 運動会やお楽しみ会、遠足などの学校行事に参加できません。
 ・予定が変わると不安になります
 ・やり方が変わると不安になります
 ・行き先が変わると不安になります
 ・モノを置く場所が変わると不安になります
 ・いつもと違う道を通ると不安になります
 ちょっとした変化で、イライラしたり不安になったりします。

 運動会などの学校行事では、
 ・学校での時間帯が変わります
 ・体操着や水泳の水着など着るものが変わります
 ・音や歌や音楽など大きな音が鳴ります
 ・大勢が一斉に集まります

 多くの人は予想しなかったことが起きると多少の不安はありますが、ワクワクドキドキ楽しく新鮮な気持ちを持ちます。
 その子は、変化が嫌いで楽しめないのです。

 明日(28日)は、イベントのためコラム掲載をお休みします。
  
  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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