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小学生の発達の症状の特徴105

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は105回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

22 授業中に静かに座れない。日直や当番ができない。
<改善方法の具体例>
1 学校の授業に集中するために家庭で行うこと
○学校での当番などができるために家庭で行うこと
 1 家庭でお手伝いをしましょう
 学校では掃除や給食の準備、給食の片付けなどいろんなことを自分でやります。
 家庭でも、親がなんでもやってあげるのではなく、その子に自分のことやお手伝いをさせましょう。
 食事の配膳や食後の片付け、お皿洗い、部屋の掃除、お風呂の清掃、洗濯物をたたむことなどです。
 家庭でいろんなお手伝いをしましょう。
 お手伝いで失敗しても叱らずに、上手くできたときは褒めましょう。
 手伝ってくれたらその子に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
 そうすることで、親子のコミュニケーションや会話のコミュニケーションになります。
 親子で一緒に料理をすることも楽しいですし、親子の絆が一層高められます。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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