Mybestpro Members

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

小学生の発達の症状の特徴102

吉田洋一

吉田洋一

テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は102回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

22 授業中に静かに座れない。日直や当番ができない。
<具体例>
○授業中に静かに座れない。学校生活の日直や当番ができない。
 授業中に自分の席に静かに座れません。
 掃除や日直、当番などの学校でやることができません。
 ・授業中に隣のお友達に話しかけます
 ・授業中にいたずらをします
 ・横や後ろを向いていて、前を向いて座れません
 ・窓の外の様子をずっと見ています
 ・コトコト音を出して机や椅子を動かします
 ・授業中に立ち歩きや教室の外に出ていきます
 また、学校生活では勉強のほかにいろいろやることがあります。
 ・みんなが掃除をする一斉清掃の時間
 ・日直
 ・給食当番
 ・黒板消しなどの係りがすること
 このような学校生活ですることができずに、周囲のお友達を困らせることがあります。

<うちの子の場合は>
 うちの子は、授業中にキョロキョロします。掃除や当番が不器用で大雑把で迷惑をかけていました。
 うちの子は、自閉症とADHDの傾向が両方ともあります。
 うちの子は、授業中に立ち歩くことはないのですが、キョロキョロ周囲の様子を見まわします。
 注意力が続かないので、全然授業に集中できません。
 掃除や当番のときは、やる気はあるのですが不器用で大雑把なので、上手にできずに先生やお友達に迷惑をかけています。

  次回に続きます。
 (明日7日(土曜日)と8日(日曜日)は、イベントのためコラム掲載をお休みします。)

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼