幼児の発達の症状の特徴29
3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の45回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。
13 迷子でも気にしない。突然いなくなる。
(続き)
「困ることは、突然いなくなること。迷子でも気にしないこと。」
迷子になっても帰ってこないと、交通事故の危険があります。
・突然どこかに行って帰ってこない。
・お出かけの途中でいなくなる。
・幼稚園の外に出ていなくなる。
一番怖いのはやっぱり交通事故です。独りにしないように気をつけましょう。
「突然いなくなる。迷子でも気にしない。その原因は?」
自分の興味だけで行動して、独りでも気にしないのが原因です。」
・自分の興味だけで行動します。
・嫌なことから衝動的に逃げ出します。
・我慢する自制心がありません。
・行動に対しての判断力がありません。
・他人に関心がなく、独りでも気になりません。
その子はこんな原因で、突然いなくなって迷子でも気にしません。周囲の人に関心がなく自分が興味をもつことだけで、行動してしまいます。
大騒ぎしてやっとの思いで見つけても、その子は全く気にしていません。悪いことをしている自覚がないのです。
次回に続きます。