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幼児の発達の症状の特徴29

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の29回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

9 眠らない
 眠らない、寝つきが悪い、眠ってもすぐに目が覚める。これも発達障害児の特徴です。
 発達障害児の子は、幼稚園に入ってもなかなか寝てくれません。乳児の頃は夜泣きしたり、深夜まで眠らず起きていたり、どんな子でもこのような経験があると思います。子どもって乳児の頃はみんなこんなものです。
 疲れていると思うのに全然眠らない。夜中に子どもを見ると、目を開けて起きている。夜泣きが続くと朝早く目が覚める。睡眠のリズムが安定していない。寝かせようとすると怒る。この眠らない特徴があると、母親は疲れ果ててしまいます。あまり神経質にならず。割り切ってお母さんは気にせずに睡眠をとるようにしましょう。子育ても体力勝負なところがあります。

<うちの子は>
 うちの子の場合は、いつもぐっすり眠ってくれました。私が添い寝しなくても、独りで勝手に眠ってくれました。母親がいなくても気にしないタイプでした。(9終わり)

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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