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幼児の発達の症状の特徴28

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の28回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

8 人と目を合わせない。名前を呼んでも振り向かない。指差しをしない。
(続き)
<指差しをしない 具体例>
 人や物を指をさして気づいてもらう、この指差しをしない特徴も発達障害児の特徴です。
 子どもはおもちゃを取ってもらいたいときに、指差しして周囲の人に知らせようとします。発達障害の子はこういったことをしない特徴があります。
 おもちゃを取ってほしいときに、母親の腕を引っ張っておもちゃのところまで連れて行こうとします。何かしてほしいときに、誰かをじーっと見つめます。これは、自分の気持ちを伝えるのが苦手な子の特徴です。自分の気持ちを指差しや言葉でうまく表現して伝えられないのです。コミュニケーション能力不足で、自分が思っていることを相手に伝えるのが苦手、指差しができないのが発達障害の子の特徴です。

<うちの子は>
 わたしの子どもも指差しをしませんでした。
 指差しをせずに意味不明な言葉を発したり、じーっと母親の私を見つめることが多かったです。
 (8終わり)

  次回に続きます。

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専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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