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吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(よしだよういち) / 心身発達の心理士

一般社団法人JSTC

コラム

幼児の発達の症状の特徴10

2024年3月4日

テーマ:子育てをめぐる問題

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の10回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

3 お友達と遊ばない
 独りぼっちでお友達と遊ばない。発達障害児の特徴の一つです。
 お友達と遊ばずに、いつも独りだなって感じたら、発達障害のサインです。また、お友達と遊んでもうまく馴染めないこれも特徴の一つです。相手のお友達が嫌がっても自分の好きな行動をしてしまう傾向があります。

<お友達と遊ばない 具体例>
・ずっと自分の気に入った遊びをしている子、ブランコが好きでずっと独りでブランコで遊んでいます。特定の行動を毎日独りで繰り返して遊んでいます。
・公園や幼稚園などで、周りの同年齢のお友達が遊んでいても、全然興味を示さずに独りぼっちで遊んでいます。
・独りぼっちが気にならない性格、お友達に興味がない性格、遊びたいけど仲間に入れない性格、いろんな性格があります。母親や幼稚園の先生などの大人とは一緒に遊べることが多いです。大人は子どもに合わせて遊んであげるからです。

<お友達と馴染めない 具体例>
・相手のお友達が嫌がっても自分の好きな行動をしてしまう傾向があります。
・相手のことを考えずに、お友達と一緒に遊ぼうとするので、自分の遊びたいことだけを押し付けることになり、相手のお友達から嫌がられてしまいます。
・幼稚園などの集団生活で、自分勝手にやりたいことをやっては、お友達と仲良くできません。お互いに我慢したり、譲り合うことが必要になります。子どものペースに合わせてくれる母親とは仲良く遊べても、お友達には馴染めません。

 次回に続きます。

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