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幼児の発達の症状の特徴9

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の9回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

2 かんしゃくが強い
 (続きです)

 <夜更かし>
  親が夜更かししていると、ついつい寝る時間が遅くなってしまう子どもが多いようです。幼児期の子どもの体や脳の成長を考えれば、睡眠時間が足りていれば良いというものではなく、睡眠の時間帯が重要になってきます。
  それは、成長ホルモンの分泌と大きな関りがあるからです。成長ホルモンは寝ている間にしか分泌されず、しかも就寝後2から3時間後に最も多く分泌されます。また、午後10時から午前2時にかけて最も多く分泌されるので、成長ホルモンを効果的に出すには、午後8時から10時くらいに寝るのが一番良いのです。
  また、子どもがイライラしやすい、キレやすいという話をよく耳にしますが、これも睡眠の時間帯や睡眠不足の影響があるといわれています。
  就寝時間が遅くなったり、不規則になってしまう理由の一つに、父親の帰宅によって、寝るタイミングを逸したり、また、父親と夜遅くまで遊んでしまうことがあるようです。
  親子のふれあいはとてもたいせつなことですが、子どもの成長を考えると父親とのスキンシップは夜ではなく、朝にそういう時間がもてるようにしていきましょう。
  さらに、夜更かしはテレビを観る時間が増加し運動不足になり、スナック菓子などのおやつの摂取が増えるので、肥満になりやすいともいわれています。(2かんしゃく終わり)

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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