小学生の発達の症状の特徴100
各年齢段階における発達の症状の特徴を解説します。乳児についての8回目です。
誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。
9 人と目を合わせない
赤ちゃんが目を合わせない、発達障害児の特徴の一つです。
なんだか人と目を合わせない気がする。母親以外とは、目を合わせない。周りの人に興味や関心がないのが原因です。
母親などの身近な人の場合は、母親の方から子どもの視界に入って目を合わせたりします。おもちゃを子どもに見せようと、子どもの視界のほうにおもちゃを持っていったりします。そのため、母親は子どもが人と目を合わせないことに気づかない場合もあります。
あんまり、人と目を合わせないなって思ったら、父親とか母親以外の誰かと接するときの子どもの視線をよく観察してみましょう。
<事例>
私の子どもも、乳児の時は人と目を合わせませんでした。
幼稚園の頃になると、乳児の頃よりは人と目を合わせられるようになりました。年齢とともにできるようになってきていますが、それでも人と目を合わせるのが苦手です。
次回に続きます。