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コラム
幼児の発達の症状の特徴24
2024年3月19日
3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の24回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。
6 幼稚園行事を嫌がる
(続き)
<行事に参加するため 幼稚園に期待すること>
自閉症の傾向がある子は、わがままで行事を嫌がっているわけではありません。そのことを幼稚園の先生に理解してもらいましょう。
運動会や発表会の練習では、幼稚園や保育園の先生がとても忙しくなります。そんな中でも障害のある子のサポートをしていただけるように、その子の特徴を先生に説明して理解してもらいましょう。
仲の良い子、面倒見のいい子、そんな子の隣にしてもらうことも効果があります。
しっかりした子と一緒なら、そのお友達の子に誘導されて、みんなと一緒に行動できることがあります。大人からやらされるのではなく、子どもは子ども同士で学びあうほうがいいのです。
担任の先生以外にサポートの加配の先生がついてくれる場合は、その子へ個別の対応ができます。
どうしても、みんなと一緒に行動ができない場合は、
・端っこで参加する
・できる部分だけ参加する
・見学だけする
<間違った例>
障害をもつ子に、強制的に行事に参加させても嫌な経験だけが記憶に残り、その後ますます行事への参加を嫌がるようになります。
発達に障害がある子が行事を嫌がるのは、わがままが原因ではありません。無理やりやらせると自閉症の傾向がある子の不安は、激しくなりパニックを起こす原因にもなります。
障害をもつ子には、焦らず、ゆっくり時間をかけて、慣れさせることがたいせつなのです。
(6終わり)
次回に続きます。
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