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吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

短期記憶の運動

吉田洋一

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テーマ:運動と脳

 さて、記憶まで解説してきました。
 どうして記憶まで説明してきたかというと、脳の運動記憶にとてもたいせつで重要なことだからです。
 「運動」といっても、誰のための「運動」で、それが能動的な「運動」なのかあるいは受動的な「運動」なのかでも記憶の仕方に違いがあります。
 もう一つ、その運動を型どおりやらなければならない「運動」なのか、そうではなく自分が思った通りの自由自在な「運動」なのかでも記憶の仕方に違いがあります。
 つまり、自分のためではない、教える側からの一方的な学ぶためや覚えるための「運動」は、脳の短期記憶に一時的に保存されます。また、型を学ぶ覚えるための「運動」も脳の短期記憶に一時的に保存されます。つまり、授業、講義的な「受動的な運動」は、脳の短期記憶に一時保存されます。
 脳の短期記憶に一時保存された「運動」を表出するためには、「運動」を長期記憶に移す時間、つまり長期増強するために何日も何度もその運動を繰り返さなければなりません。
 繰り返ししてその「運動」をできるようになった方はいいかもしれませんが、たいていはできなくて挫折し、ストレスフルになりもう「運動」をしたくないと思う方が大半です。
 このような指導をしているのが、大方が学校の部活動の顧問やスポーツ指導者やスポ少などの指導者です。自分の型を指導するとか自分ができないのに所属する組織の型を指導する方が大半です。つまり、教える「運動」というやり方です。これでは学校の教科を教えるような学校学習の知識脳へのアクセスという短期記憶へのアプローチに過ぎません。
 このように、「運動」を教えてやるという態度や行為が、「運動」がうまくできないとか「運動」をしたくない現象を起こしているのです。
 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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