リバウンドを取る気持ちで正月リバウンドを解消しよう!
まちかど糖尿病指導薬剤師の笠原友子です。
皆さんは、
朝食を抜くと簡単にダイエットできる。
そう思っておられませんか?
朝食抜きでダイエットすることを
推奨する医師は多いですが
薬局店頭での印象と合わず、
違和感を感じ続けていました。
薬局店頭で患者さんの体脂肪を測り続けていると
朝食を抜くと
体脂肪率が下がらないのです。
食べ過ぎて肥満している方が
朝食を抜くと
朝食の分だけ摂取カロリーが少なくなりますから
体重は減ります。
朝食を抜くと
開始直後は体重は減っても、
下げ止まり、体脂肪率が下がらなくなるのです。
短期集中ダイエットで
一時的な結果を出すときには効果的です。
しかし、長期的な健康を考えると
体脂肪が減らない実態を見ると自信が持てず
どのような医師がおススメしておられても
自局でおススメすることは、
今までありませんでした。
なぜ、糖尿病患者に対して
体重減を狙うのかと言うと
糖尿病患者に肥満の方が多いからです。
糖尿病ではない方の肥満率が2割に対して、
糖尿病患者の肥満率が4割であることから
まず肥満対策が始められています。
スッキリ説明できない気持ちのまま
過ごしていたところに
2018年11月06日 11時00分配信の読売オンラインに
次の記事が掲載されました。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20181106-OYT1T50047.html?from=ycont_navr_os「朝食抜くと太る」
発表された一般向け詳細説明は、以下の通りです。
[[朝食 を 抜く と 体重 が 増 え るメカニズムは 体内時計の以上であることを解明!
今まで
・摂取カロリー不足で代謝が落ちるため?
・食事をとることによって
産生するエネルギー不足になるため?
など、いろいろ考えを巡らせておりましたが
なんと!
体内時計のせいだと言う研究発表結果です。
体内時計と言うのは
思ってもみなかったので
とても意外な結果でした。
これで自信を持って
子供たちにお話ができます。
小中学校に講師に呼ばれて
お話しする機会がありますが、
どこの学校にも
「親が朝食を食べないから、食べられない」
と、朝食欠食で学校に来る
子供たちがいます。
見かねた先生が何か食べさせてあげたり
することもあるそうです。
そんな子は、3時限4時限めになると
お腹が空きすぎて、低血糖を起こし
授業を崩壊させてしまう行動に
出ることがあります。
一度、学級崩壊した複数クラスに
担当して行ったことがあります。
凄まじいものでした。
クラスのほとんどが、自由気ままに
動き回って、大声で話していました。
これでは先生の能力だけを問えません。
子供たちに対しても
PTAのご父兄に対しても
一番効果のある生活習慣への警告は
今のところ、
「〇〇をしても、痩せないです」
とお話しすることです。
今からは、バランスよく
朝ごはんを食べましょう!