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笠原友子

栄養と漢方で糖尿病を健康に導くプロ

笠原友子(かさはらともこ) / 薬剤師

笠原健招堂薬局(有限会社笠原)

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コラム

糖尿病の、栄養による改善の可能性

2016年3月3日

テーマ:糖尿病原因

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 糖尿病 食事糖尿病 症状糖尿病 予防

糖尿病の、栄養による改善の可能性は15年以上も前から国の機関で言っていました。
私が出会った論文はこれです。

「食の化学」1995年
亜鉛摂取の意義と現状ー亜鉛はなぜ・どのくらい必要かー
    国立健康栄養研究所(当時) 西牟田 守

ここでは、「活性の高い細胞には亜鉛が多く存在し、亜鉛が失われた細胞は活性が低下する」とのべ、
(1)癌予防と亜鉛 (2)糖尿病と亜鉛 (3)骨の健康と亜鉛 と題し簡単に記してあります。そして続きます。
「亜鉛を主剤とする医薬品は日本においては販売が許可されておらず、癌患者や糖尿病患者に亜鉛を投与している医療機関がないなどの理由で臨床データは乏しい。今後、亜鉛を多く含む食品を摂取し、患者サイドで、みずから癌、糖尿病、骨粗しょう症、皮膚疾患などを克服する成績をあげるような展開になるかもしれない。」

この一文は、衝撃でした。ただし、これは患者みずからで実証していかざるを得ません。しかし、開局薬剤師の私は、患者さんの実証意欲に協力できる立場にあります。

このコラムシリーズ[糖尿病・原因]では、あなたにとって足りない栄養素を補う必要性、とり過ぎたものを減らす方法を5つのシリーズに分けてご紹介して行く予定でおります。
時にシリーズの順序を変えたり、他の話題を入れながらご案内する事もありますが、コラムテーマに沿ってご覧いただければと思います。

シリーズ1)でご紹介するのは、
「とり過ぎた分を減らし、足りないものは補う」
というシンプルな考え方です。糖尿病は代謝病といわれて、食べた食事中の糖分がうまくエネルギー化されなくて、疲労がたまります。食事の減量だけでなく、栄養素の補充というのは食事療法の一環として、本来の代謝に戻す方法です。このことを簡単な図でお示ししようと思っております。
「健康に戻る」例は各シリーズでご紹介します。意外にも血糖コントロールに必要な臓器=肝臓についての話は、シリーズ2)でご紹介予定です。必要な栄養素の話は、シリーズ3)です。もちろん使い方を誤ると、薬の使用とおなじようによくない作用も出る可能性はありますし、すでにインスリンの注射を始めている方はとくに要注意です。栄養素の補充で、代謝が戻るとインスリンの効果が出過ぎて低血糖を起こす場合があるからです。
 栄養素不足になるには原因がありますから、シリーズ4)を参考に栄養素が減らない生活を目指し、糖尿病を予防したり付き合い上手になっていってください。実際に店頭で実践し、改善して来ている健康に戻るための方法はシリーズ5)でご紹介予定にいます。(1日も早く自力で改善させてたい方は、こちらをご覧ください→「糖尿病は栄養をとれば健康に戻る」(経済界)

予定している5つのコラムシリーズ[糖尿病・原因]をご紹介します。
シリーズ1)あなたが糖尿病になった原因は「栄養素不足」にあった
         →(コラムテーマ:糖尿病・原因・栄養素不足)
シリーズ2)薬をのみ続けていても治らないのは、肝臓に「休養と栄養」を与えていないから
         →(コラムテーマ:糖尿病・原因・肝臓)
シリーズ3)糖尿病は栄養をとれば健康に戻る
         →(コラムテーマ:糖尿病・原因・栄養)
シリーズ4)飽食の時代の栄養失調!あなたはなぜ、栄養素不足になったのか?
         →(コラムテーマ:糖尿病・原因・栄養不足理由) 
シリーズ5)薬を使わず健康に戻る!みるみる若返る「血糖ダイエット法」
         →(コラムテーマ:糖尿病・原因・血糖ダイエット)

糖尿病に必要なのは、食事療法と運動療法といわれながら、運動については少ないご紹介しか予定しておりません。店頭で見ていても、運動は適切な栄養補充と食事療法をした上でないと効果が出にくいからです。

 まずは次のフローチャートを参考に、血糖を上手にダイエットして行きませんか?素敵な若返り効果も、あるかもしれませんよ。

この記事を書いたプロ

笠原友子

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笠原友子(笠原健招堂薬局(有限会社笠原))

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