低血糖には、脳が関係していた。~肝臓に栄養と休息を!
お盆が明けましたね。お盆が過ぎて、生活コントロール希望の患者さまのご来店が続きます。
お盆・正月など、人が集まる時期は、糖尿病患者にとっての鬼門です。
食欲の秋に備えて、体調を整えましょう。
シリーズ1)の「糖尿病の、栄養による改善の可能性」に引き続き シリーズ2)を始めます。
シリーズ2)は、意外にも血糖コントロールに必要な臓器=肝臓についての話になります。
肝臓は食べたものを体の構成成分や体温や元気に変える「代謝」や口に入れた有害物質の毒性を薄める「解毒」の役割を担う臓器で、大量の栄養素を必要とします。さらには食品から摂取した糖を貯蔵する「ストック」機能や、体内の血糖コントロール機能も果たしています。この肝臓の機能が弱ると、体はさまざまなダメージを受けてしまいます。このシリーズ2)では、肝臓の働きと糖尿病との関係について、身近な話題から探っていきます。
シリーズ2)で知ってもらいたいこと
○肝臓では「代謝」と「解毒」を行って、体温を作っています。そのために栄養素が必要です。
○血糖のコントロールは、まず肝臓が行います。
○肝臓でつくっている血液成分アルブミンは、栄養改善に重要な役割をもっています
○肝の弱りは、体調にも出ます。糖尿病の予防にも改善にも肝臓の働きは大切です。まず、肝臓をいたわってあげましょう。
配信予定の記事です(配信したコラムタイトルはクリックすると記事に飛ぶようになります)
・しめのラーメンがほしくなるわけ
・低血糖には、脳が関係していた!
・血糖コントロールは肝臓の役割
・肝臓が弱ると心臓が砂糖漬けに
・過剰な糖分は内臓脂肪に
・空腹こそ健康への道
・高血糖を放置すると、栄養素不足に
・肝臓の健康状態は体温が教えてくれる
・肝臓を酷使する体質
・「肝」の疲れは「目」に出ます