暑さ対策としての欄間・高窓
イチョウの木の大黒柱を作りました。
まず、大型丸ノコで柱材に切れ目を入れます。
更に、チェーンソーで柱の芯まで切れ目を入れます。
これを、『背割り』と呼びます。
で・・・・
『背割り』とは・・・
一般的には木材は乾燥したときに“ひび割れ”が生じます。
柱にこの“ひび割れ”が入ると見栄えが悪くなります。
というわけで・・・
「乾燥収縮」による“ひび割れ”を防ぐために、柱材の芯まで切り込みを入れます。
これを『背割り』と呼んでいます。
施主さんによっては、「柱に傷が入っている」とおっしゃる方もおられますが、これは傷ではなく『背割り』なのです。
また、「柱に割れ目があるのに、強度的に大丈夫なのか?」というご質問を受けることもありますが、これは調査研究機関による実験により、強度の低下は発生しないことが証明されています。