暑さ対策としての欄間・高窓
2003年より改正建築基準法で住宅の居室に使用する材料に、クロルピリホス含有材の使用禁止とホルムアルデヒド使用材の制限がなされ、加えて24時間換気が義務付けになっています。現在の建築使用材は、ほとんどが、F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散速度5μg/㎡h以下、ホルムアルデヒド放散量0.12mg/l以下)となり、使用制限を受けない材料が流通するようになりました。しかし、24時間換気は設置しなければなりません。これは、建物が完成した後、居住者が入れる家具類にこの使用制限を受ける材料を使っている可能性があるからなのです。
施主様からは、「断熱性能を上げているのに寒くなるし電気代がかさむでしょう?」と言われますが、法的義務ですので設置しなければなりません。
熱交換型換気扇を使用すればそれほどではないでしょうが、コストがかなりかかります。