まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ茨城
飯田裕

歯科インプラント治療のエキスパート

飯田裕(いいだゆたか)

つくばオーラルケアクリニック

お電話での
お問い合わせ
029-879-5255

コラム

<専門医が監修>引越しや転勤で困ったインプラントの話

インプラント治療・手術・CT

2015年7月28日 / 2018年3月30日更新

1.インプラント治療後に引越し…定期検診やメンテナンスはどうする?




 これまでにインプラント治療を受けられた方、大勢いらっしゃると思います。入れ歯と違って見栄えもよく違和感も少ないため人気の治療ですが、高いお金をかけた分、ちゃんとお手入れしながら、大切に使って長持ちさせていただきたいと思う次第です。

 長期にわたってインプラントが安定して機能するためには、定期検診やメンテナンスが欠かせません。
 すでにインプラントがお口の中に入ってらっしゃる方は、当然のことながら治療前によく説明を受けてらっしゃると思いますが、インプラントは天然歯よりも汚れにとても弱いんです…。汚れ=歯垢が付いたままになっていると”インプラント周囲炎”という天然歯で言うところの歯周病のような状態になってしまいます。
 一度しっかりとあごの骨に生着したインプラントならば、かなり硬い食べ物を噛んでも通常は折れたり、緩むことはありませんが、不潔な状態になっていると数年で脱落してしまうこともあります。このことは以前のコラムでも申し上げました。

インプラントが歯周病?!インプラント周囲炎って何?

 また、”2パートインプラント”と呼ばれる、下図のような「歯肉より上の頭の部品と、根っこの部品が分かれているタイプのインプラント」は、内部を細いネジで締めて固定しているため、だんだんと緩んできたり、ネジ自体が折れる場合もあります。海外製品のインプラントにはこのタイプが多いのですが、僅かな緩みを放置しておくとインプラント自体の破損や、汚れが入り込むなどして、トラブルの原因になりうるので定期検診がかかせません。


インプラント

2.これは困った…転居先の歯医者でインプラントを診てくれない?!


 特に転勤族の方に知っておいていただきたいのは、原則的にインプラント治療の定期検診やメンテナンス、トラブルの対応まで、手術と処置を施行したクリニックで、担当した歯科医師が行うべきものであり、使用されたインプラントの種類、状況によっては当事者しか対応できないのです。

 それはなぜか?

 2006年12月の時点で日本国内で販売、臨床応用されているインプラントの種類は50を超えます。
 世界各国いろいろな国のメーカーから多種多様なインプラントが製造販売されており、その多くが2パートインプラント=ネジ止めインプラントで、それぞれのインプラントに沢山の専用部品、専用消耗品、専用のドライバーなどのツール類が存在し、専用の操作手順があります。

インプラントは海外製?それとも国産メーカーいいの?

 つまり、引越し先が遠方で、しかも地方都市や郊外だった場合は、そのインプラントと同一のブランドを使用している歯科医院がないかもしれないということです。あればラッキーですが、ご自分に使用されているインプラントの種類や、どこのメーカーのモノかぐらいは覚えておかないと、同じインプラントを使用しているクリニックを探すこともできません。

 さらにもう一つの懸念はインプラントを埋入した部分の保証の問題があります。

 インプラントに不具合を生じて、転居先の他の歯科で応急処置を受けた場合や、部分的に治療のやり直しや修繕処置を行った場合、その後「再びトラブルが発生した場合は、その責任の所在がハッキリしなくなる」という点です。
 別の言い方で申し上げれば、良かれと思って応急処置に応じた別の医院が、不具合が改善しなかった場合は丸ごと責任を問われる可能性があります。
 クリニックによっては高額な治療であるため、補償?保証?の期間を設けて診療契約が交わされているケースもありますが、承諾書などに保証条件として「他院で治療を受けた場合は保証しない」などの記載がある場合もございますので、注意が必要です。


3.インプラントの種類や製品番号を確認しておきましょう


受診先の先生が偶然そのインプラントの使用経験があった場合や、埋入されているインプラントメーカーが特定され、そのメーカー担当者が器材の提供など協力してくれる形で診てもらえることもあるかもしれませんが、まずは転居前に主治医の先生にご相談いただき、ご自身に埋め込まれたインプラントの情報=製品名や製造番号などを提供してもらうこと、メーカーと協力して、転居先の地域の紹介先候補の歯科医院を探してもらえるのか?紹介状は書いてもらえるかなどは確認していただく必要があります。



  また、転勤族の患者さんならば”AQBインプラント”のようなシンプルな構造の”1パートインプラント”、すなわち「頭の部分と根っこの部分が一体化しているインプラント」ならば、内部にネジなどが無く緩む心配がありません。被せ物が欠けたり、外れたりして修理する際やメンテナンスにも、特別な道具を必要としないため、通常の歯科医院で対応可能である点は大きなメリットだと思います。AQBユーザーの歯科医院は全国に2000軒以上ありますので紹介先を探す苦労が少ないのも利点かもしれません。

インプラントのメーカーはどこの製品が良いのか??

 結局、「そもそも論」になってしまいますが、患者さんはやる前でないとインプラントの種類までは選べないので…インプラント難民にならないためには、治療を受けようと考えているクリニックに導入されているインプラントの種類を事前に情報収集するとか、なるべくメジャーなメーカーのインプラント、もしくはを対応しやすいAQBのようなインプラントを導入しているクリニックを選ぶべきかもしれません。治療の前にぜひご一考を!

<Dent. DHの方で、ご質問、ご追加がある方はお気軽にメールもしくはfacebookからご連絡下さい>


茨城のインプラント専門歯科/JR常磐線荒川沖駅より徒歩5分
つくばオーラルケアクリニック(歯科・口腔外科) http://www.tsukuba-occ.com/
facebookページ http://www.facebook.com/tsukuba.occ

この記事を書いたプロ

飯田裕

飯田裕(いいだゆたか)

飯田裕プロのその他のコンテンツ

Share

飯田裕のソーシャルメディア

facebook
Facebook