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外でスッキリ

坂部智子

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テーマ:母の介護

やっとやっと、母を連れての外出ができました。
父の手術前にフラワーセンターに行って以来だから、ほぼ2年ぶり。
不思議なご縁で手に入った、リフト車で画期的にお出かけだ。

いちおう、事前にリフトの操作やらいろいろ予行演習もやっていたのだけれど、
実際に母を乗せると、母の姿勢や重さ、頭の高さ、固定具の適した位置などなど、
出発するまでにずいぶん時間がかかってしまいました。
馴染の無い機械(リフト)にかつがれ(?)、周りで私たちがワチャワチャしているので
母もちょっと興奮しているのか、ずっと目をパッチリ開けて様子をみているようでした。
(最近は、施設との往復の送迎中はほとんど寝ているのに)
(車の中でずっとかけていた”笠置シズ子“がよかったかな)←古~

どこに行こかと検討していた候補地から、今回は「森林植物園」にしました。
30分ぐらいで到着。(乗せる時よりはスムーズに降りられた)
案内所で電動アシストの車いすを借りたので、移動はとっても楽チン。
花が咲いていると立ち止まり、あちこちの木から垂れ下がっている毛虫をよけ、
爽やかな風が吹き抜ける新緑の道を、ゆっくりお散歩。
点在する建物(姉妹都市風のコテージなどがいろいろある)を私らが寄り道していたら、
こっくりしだした。
ユーカリの木の下でのお昼寝なんて最高やん!



ソフトクリームも食べて、大満足!



そして、自然の中でリラックスできたのか、植物園のトイレを詰まらせるんじゃないかとおののくほど大きいのが出たのでした。(連絡ノートによると、最近は、ほぼ週に1回程度の排便。 ぼちぼち出るか?・・・ではあったけど)
こんな話で恐縮ですが、実はここからがメイン(?!)。
母のトイレ介助は、一人では難しいので、家ではずっと手伝ってもらっている。
母の手を前からひいて支える係(彼)と、後ろから母を抱える係(私)に分業。
特に立たせるときは、一人では無理なのだ。
しかし、植物園内では、いわゆる「車いすで利用できるトイレ」は、男女それぞれのトイレの中。
するのも介助するのも、女性だけど(母と私)、手助けは男性。
女子トイレに入るのはさすがにはばかられ、案内所で確認し、けっきょく男子トイレのほうを使わせてもらいました。
それでも、ほかのお客さんがおどろかないようにと、スタッフの人が表に立ってくれることにもなりました。
濡れていたらパットを交換して・・・のつもりが、まさか「大」が、しかもトイレが詰まりかけるほどの量が出るとは!
すべての始末をして、トイレを出るまで、ずいぶん長い時間がかかってしまいました。
焦るし、気ぃ使うし、ぐったり・・・
長い時間、占領して、ご迷惑&お世話をおかけしました・・・

でもね、
できれば、男女共用で気兼ねなく使えるトイレをのぞみます。
ご夫婦での老々介護や、子や孫や介助者が異性の場合は同じように困ると思うな・・・
こっちも、どんな時も (短時間の外出でも、たとえ「出たとこ」であっても)、万全の用意が必要だ。
(「おしりふき」、「おしり洗い」もいるなぁ)
(トイレットペーパー、ほぼひと巻使い果たしました・・・スミマセン・・・)

母は、おなかすっきりしてか、ますますごきげん。
「アグロ」に寄って、ゆっくりお買い物ウロウロもしました。
父とよく来ていたから、覚えてるんかな~ (特に園芸用品コーナー)
車いすリフトの操作も、もうバッチリ。
こうして、NEW車(中古やけど)&新メンバー(?)での初外出は、無事に、盛りだくさんに終えたのでした。
やれやれ。

また、行こね。

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